【横浜FC】昨年12月10日に誰よりも早く始動――カズが“努力”で、J最年長得点記録を更新!

2015年04月05日 サッカーダイジェスト編集部

DFに頭ひとつ競り勝つヘッドでゴールネットを揺らし、カズダンスを披露。

開始直後から精力的に動き回り、コンディションの良さを示していたカズ。14分に歴史を塗り替えるゴールを決めてみせた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜FCのFW三浦知良が、Jリーグの歴史にまたその名を刻んだ。

【メモリアルPHOTO】三浦知良|Jリーグ最年長得点記録更新!!
 
 小雨の舞うニッパツ三ツ沢球技場での6節・磐田戦、三浦は2トップの一角として、2試合ぶりにスタメン出場を果たした。立ち上がりから精力的に前線を駆け回り、オフサイドにはなったが、裏を狙った動きからチャンスも作った。

 すると14分、カズは右サイドをドリブルで駆け上がったMF小池のクロスに対し、ジャンプでDF櫻内に頭ひとつ競り勝つ。ヘディングでしっかりミートされたボールは、糸を引くようにまっすぐゴールネットを揺らした。

 背番号11はお馴染みのカズダンスを披露。5921人が詰めかけたスタジアムは、歓喜に包まれた。

 その後チームが2-1とリードした67分、三浦は黒津と交代してベンチに退いた。しかし横浜FCは耐え切れずに失点を重ね、2-3の逆転負けを喫した。

 三浦はJリーグの最年長ゴール記録を48歳38日に更新。これまでの記録は、自身が13年11月3日の39節・松本戦で作った46歳8か月8日だった(この時もヘディングでのゴールだった)。また、自身が持つJリーグ最年長出場記録も更新している。

「昨シーズンの出場機会が少なかった反省を踏まえて、日本人で一番早くキャンプインしたんじゃないかな」と、三浦は昨年12月10日に自主キャンプを開始。そこからチームのキャンプでもコンディションを上げて開幕スタメンの座を掴むと、前線からチームを牽引。そして、この日のゴールにつなげたのだ。

 今回の記録更新も、伝説の序章にすぎないかもしれない――。
 
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