「手も出かかるほど険悪」D・コスタ電撃退団の真相は“家庭の事情”ではない?シメオネやコーチとの関係悪化を現地指摘「チームの毒だった」

2021年01月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「開幕前からクラブと非常に気まずい状況」にあった

通算約6年半を過ごしたアトレティコを電撃退団したD・コスタ。(C)Getty Images

 アトレティコ・マドリーは12月29日、2021年6月末までとなっていたジエゴ・コスタとの契約を解除したことを発表した。予定より半年早い別れとなる。

 家庭の事情で選手が退団を申し入れたと報じられていたが、D・コスタとディエゴ・シメオネ監督のアシスタントコーチが衝突していたとの報道も浮上している。

 スペイン紙『Marca』によると、ラジオ局『Onda Cero』の番組で、ジャーナリストのホセ・ラモン・デ・ラ・モレナ記者が「開幕前からクラブと非常に気まずい状況」にあったと報じた。

アトレティコは今季、バルセロナからルイス・スアレスという絶対的なストライカーを獲得した。記者によると、指揮官はD・コスタを「助けるつもり」で先発起用もしたが、選手が「どんどん無気力な姿勢」になっていたという。

「そして、ロッカールームにとって選手以上に"毒"な存在となり、クラブは恐れていった」

さらに、同記者は練習におけるD・コスタとシメオネの関係も悪化し、アシスタントコーチとは手も出かかるほど険悪になったと伝えている。

D・コスタ本人は30日、自身のSNSで「もう日々このファミリーの一員でいられないのは悲しい。でも、この偉大なクラブの一員だったことは幸せだ」と、サポーターに別れを告げた。

「ここでは困難な時期も過ごした。メディカルスタッフ、理学療法士、リハビリスタッフ、チームメイトたちの助けもあり、それを乗り越えてきた。そして、僕やみんなの心に残っている幸せな瞬間を経験できた」

「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち
 
 D・コスタは「この偉大なクラブで少し自分の名前を残し、歴史をつくれたのはうれしい。想像もできなかった」と続けている。

「すべてのアトレティコのサポーターに感謝したい。でも、自分の時間が来たと思う。両者にとってベストのタイミングだと思う。このチームとクラブを助けるための最善だったとね。僕はこのクラブとユニホームのためにベストを尽くした。少なくとも、つねに尽くそうとした」

 いずれにしても、D・コスタとアトレティコの物語は幕を閉じた。選手の今後、クラブの新たなFW探しが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】C・ロナウド、ネイマール、アグエロ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!
 

次ページ【動画】マドリード・ダービーの厳選ゴール集

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事