メガクラブが注目するサンパウロの「新たなG・ジェズス」。20歳逸材の争奪戦をアヤックスが一歩リードか

2020年12月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

37試合で22ゴールと得点を量産

サンパウロでは2トップの一角としてプレーすることが多いブレンネル。(C)Getty Images

 オランダのアヤックスが、20年夏のアントニーに続き、ブラジルのニュースターを獲得するかもしれない。

 パリ・サンジェルマン、ユベントス、ミランなどのメガクラブも熱視線を送っている、サンパウロのブレンネルだ。

 CFとウイングを主戦場とする20歳は、鋭い得点感覚とシュートセンスが光る点取り屋で、17年のUー17W杯で3ゴール・1アシストをマークし、母国ブラジルを3位へと導く活躍。「新たなガブリエウ・ジェズス」とマンチェスター・シティで活躍する同胞の先達に例えられる逸材である。

 今シーズンは公式戦37試合に出場し、22ゴールと得点を量産。6試合・0ゴールだった昨シーズンから大きな飛躍を遂げている。

【動画】ブレンネルのフルミネンセ戦での2ゴールはこちら

 オランダ紙『De Telegraaf』のジャーナリスト、マイク・フェルベイ氏は12月28日のポッドキャストで、「アヤックスはサンパウロから1200万ユーロ(約15億円)+ボーナスでブレンネルとサインを交わすチャンスを得ている」と伝えている。

 もしこの報道通りならば、サンパウロと22年12月末まで契約を結んでいるブレンネルの契約解除金は5000万ユーロ(約62億5000万円)に設定されているため、アヤックスは格安で近未来のスターを手に入れることになる。

 同世代にはフィル・フォデンやフェラン・トーレス(ともにマンチェスター・C)、ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)など、すでにメガクラブで活躍する選手が少なくない。

「バルセロナでプレーすることが目標だ」と話すブレンネルは、彼らに続くことができるか。今後の動向に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

 

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