神戸が吉丸&藤谷の若手生え抜き2選手を完全移籍で放出。「ユース卒の宝を…」とファンも嘆く

2020年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

下部組織時代から藤谷は14年、吉丸は10年クラブに在籍

北九州へ完全移籍が決まったGK吉丸(左)とDF藤谷(右)。(C)SOCCER DIGEST

 ヴィッセル神戸は12月29日、クラブの公式ホームページで23歳のDF藤谷壮、24歳のGK吉丸絢梓の2選手をギラヴァンツ北九州へ完全移籍で放出したことを発表した。

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 2007年に神戸の下部組織に入った藤谷は右サイドを主戦場とするスピードスター。16年のトップチーム昇格以降、リーグ戦52試合に出場していた。

 初移籍となる藤谷は、クラブを通して「この度、ギラヴァンツ北九州に完全移籍することになりました。ヴィッセル神戸にはアカデミーの時から育てていただき感謝しかありません。たくさんの方々に支えられ、サッカーだけではなく人として成長することができました。そして、ファン、サポーターの皆さまの声援のおかげで頑張れた場面がたくさんありました。本当にありがとうございました。神戸讃歌を皆さまと歌えなくなるのは寂しいですが、どこにいてもヴィッセル神戸のことを応援しています。新天地で頑張ってきます」と14年間所属したクラブに別れを告げた。

 11年にU-18から神戸に加入したGK吉丸はこれまでに大分トリニータと徳島ヴォルティスに2度の武者修行を経験。3度目となる移籍が自身初の完全移籍となる。
  クラブを通して「この度、ギラヴァンツ北九州に移籍することになりました。プロとして7年、ユースを合わせると10年間本当にありがとうございました。試合に出ることは少なかったですが応援してくださり感謝しています。またJ1の舞台に戻って来られるように頑張ります」と決意を語った。
 
 生え抜き2選手の完全移籍での放出には、一報を伝えたクラブ公式SNSにファンから以下のようなコメントが寄せられている。

「ユース卒の宝を簡単に手放すとはびっくり」
「選手を大事にしてほしい」
「レンタル移籍の間違いですよね?涙」
「なんと、寂し過ぎる~」
「凄い放出ラッシュですが…」
「どこに行っても応援します!頑張って下さい」

 若武者ふたりの今後の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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