2020年の名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、レアル・マドリーの下部組織で研鑽を積む中井卓大が11歳の時に披露した超絶テクニックが再脚光を浴びたニュースを取り上げる。名手マルセロを唸らせた技巧は必見だ。

記事初掲載：2020年10月15日

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　いま、ビジャレアルの久保建英とともに、スペインでにわかに注目を浴びている日本の若武者がいる。

　レアル・マドリーのフベニールB（U-18相当）に所属する"ピピ"こと中井卓大だ。10歳でマドリーのカンテラ（下部組織）に入団したMFは、厳しい競争を勝ち抜き、順調にステップアップ。今夏には、フベニールA（U-19相当）の選手主体で出場するUEFAユースリーグのメンバーに"飛び級"で登録されたことでも話題となった。

　そして先日、インターナショナルウィークで各国代表選手が抜けたため、トップチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督がカンテラから練習メンバーを"招集"。そのなかに、この日本の16歳の名前があったため、「ピピとは何者だ」と一気に注目の的となった。

【動画】マルセロが驚愕の表情！11歳の中井卓大が披露した超絶テクニックはこちら

　現地時間10月14日には、スペイン紙『AS』が中井に関する過去の動画を公開。こちらも脚光を浴びている。

「マルセロがピピを見てこんな顔（驚きの表情）をした日。『俺がやったら転ぶだろう』」と題してアップされたのは、アレビンAに所属していた当時11歳の中井が、練習場を訪れたマドリーのブラジル代表DFマルセロの前で、超絶テクニックを披露するというムービー。チームメイトに推され、恥ずかしそうに前に出てきたピピが、両足でタッチしながら、小刻みなドリブルを見せると、世界的左SBは驚愕の表情を浮かべ、笑ってしまってさえもいる。

　当時も話題となったこの動画はたちまち拡散。SNS上では、「この子が練習に参加したのか」「マルセロの顔！」「手でボールを扱っているのか」「NEXTシャビだ」「いや、NEXTカカだ」といったコメントが飛び交っている。

　突然のトップチーム招集で、いきなり全国区となった中井。同じくマドリーが保有する久保とともに、今後の成長が楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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