「だらけたPK、だらけたFKで…」チェルシー指揮官ランパード、絶不調アーセナルに完敗で選手に激怒!「戦術じゃない。走りたいかだ」

2020年12月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「非常に落胆している」と嘆き節

ハードワークを怠った選手たちに喝を入れたランパード。(C)Getty Images

 勝てばトップ4に返り咲く一戦で、不振にあえぐ地元のライバルを相手に、手痛い黒星を喫した。

 12月26日のプレミアリーグ第15節で、チェルシーはアーセナルに1-3で敗れた。フランク・ランパード監督は、試合後に怒りを隠していない。

 前半33分にリース・ジェームズが献上したPKをアレクサンドル・ラカゼットに決められ、ビハインドを背負ったチェルシーは、前半終了間際にもグラニト・ジャカの直接FKで再び失点。後半にもブカヨ・サカに3点目を許した。

 85分にタミー・エイブラハムが1点を返したチェルシーは、90分にメイソン・マウントがPKを獲得。だが、ジョルジーニョがこれを失敗して力尽き、ここ4試合で3敗目となる黒星を喫した。

 アーセナルに8試合ぶりとなるリーグでの白星を献上し、暫定で7位に転落したランパードは、試合後に英衛星放送『Sky Sports』で「怒っている。勝ちたいからだ」と話した。

「厳しい時期にあるチーム相手に、(暫定で)2位になる機会だった。だらけてPKを献上し、だらけてFKを与えて失点した。良くなかった」

【動画】ランパードが嘆いたアーセナル戦のハイライトはこちら!
 ランパードは「ピッチ外ではわたしが責任を負う。だが、選手たちも責任を負わなければならない。メッセージは明確だった。アーセナルは危険なチームだ。60~70%では、プレミアリーグではどんな試合にも勝てない」と続けている。

「前半のアプローチには非常に落胆している。戦術やシステムじゃないんだ。走りたいか、チームメイトを支えたいかどうかだ。それともジョギングしながら『走らなくていいんじゃないかな』と言うのか? われわれは、正しい決断ではなく、そういう決断をしてしまったんだよ」

 休む間もなく、チェルシーは28日に中1日でアストン・ビラと対戦する。年明け1月3日には、マンチェスター・シティとのビッグマッチも控えている。チームは、指揮官の檄に応えられるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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