「気持ちを信じて打った」南野拓実が“初ゴール”を回想! 歓喜の瞬間に抱いた想い「なかなか決めれなくて…」

2020年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分に失望するとまではいかないけど…」

プレミア初ゴールを決め、雄叫びを挙げた南野。この時の心境を本人が明かした。 (C) Getty Images

 その時はキックオフから間もなくして訪れた。

 現地時間12月19日に開催されたプレミアリーグ第14節で、南野拓実が所属するリバプールは、敵地セルハースト・パークでクリスタル・パレスと対戦。3トップの一角で先発機会を得た日本代表FWに千載一遇のチャンスが訪れたのは、開始間もない3分だった。

 敵ペナルティエリア内でサディオ・マネのパスを受けると、ワントラップで寄せてきた相手DFナサニエル・クラインをかわし、右足を一閃。鋭いシュートをゴール左隅に突き刺してみせた。

 リバプールと契約を締結してからちょうど1年という日に、文字通りのメモリアルゴールを決めた南野は、90分間に渡って執拗なフォアチェックを披露して7-0の大勝劇に貢献した。

 その待望の一発に本人は何を思っているのか。南野は、現地時間12月24日にリバプールの公式サイトで公開されたインタビューで「本能的だった」とゴールの瞬間を振り返っている。
【動画】待ちに待った瞬間! 南野拓実のプレミアリーグ初ゴールシーンはこちら

「サディオが僕にボールを渡したとき、相手が僕をブロックしに来ていると感じた。でも、そこで考えている余裕はなかったから、自分の気持ちを信じてシュートを打った。プレミアリーグでのゴールは、本当に達成したかったことだったから満足はできている。ただ、嬉しいだけというよりも、思ったより時間がかかったなとも思う」

 1年をかけてようやくゴールを決めたことに複雑な胸の内を明かした日本代表FWは、「プレッシャーも感じていた」とも続けている。

「なかなかゴールを決められなくて、自分に失望するとまではいかないけど、常に早く取りたいとは思っていた。まだ一回しか決められていないからもっと得点できるようにがんばりたい」

 インタビューの最後には「あの試合で全てが上手くいったわけじゃない。まだまだ改善していくために一生懸命に努力しないといけない」と語り、謙虚に振る舞った南野。ユルゲン・クロップ監督が「心構えは常に最高レベルにある」と絶賛する男からますます目が離せなくなってきた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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