「ミナミノは必要不可欠だ」プレミア初ゴールで声価を高めた南野拓実を“ファーガソンが認めた男”が絶賛!

2020年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロップも褒める南野を元マンU戦士も賛辞

クリスタル・パレス戦でプレミア初ゴールを決め、チームメイトたちから祝福される南野。 (C) Getty Images

 プレミアリーグ王者で存在感を示しつつあるサムライ戦士には、かつての名手も舌を巻いている。

 現地時間12月19日に開催されたクリスタル・パレス戦で、リバプールに所属する日本代表FWの南野拓実はプレミアリーグ初ゴールを決め、チームの7-0での大勝に貢献した。

 今シーズンの序盤戦は、新戦力のディオゴ・ジョッタの後塵を拝し、序列を落としていた南野。だが、ライバルだったポルトガル代表FWをはじめ、主力選手に故障者が続出したチームの台所事情もあり、ユルゲン・クロップ監督が「もっとタキ(南野の愛称)を使いたいと思っているんだ」と語るなど出場機会を増やし、確かな存在感を示している。

 不慣れなインサイドハーフでの起用にも「積極的に取り組んでいる(クロップ監督のコメント)」という南野。マルチな才能を発揮するサムライ戦士には、かつてイングランド代表でも活躍した名手オーウェン・ハーグリーブスも太鼓判を押している。

 2000年代にバイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したハーグリーブス。とりわけセットプレーの精度は名将アレックス・ファーガソンが「偉大なるキッカーだ」と絶賛したほどの実力者だ。

 そんなかつての名手は、オーストラリアのスポーツ有料チャンネル『Optus Sport』の番組において、南野の現状を「彼はようやく自信を身に着けようとしている」と分析した。

「ミナミノは自分のチームにおける役割を見つけたんだと思う。僕が思うに彼は本当に良い選手だ。プレッシングも良く出来ているし、いとも簡単にボールを奪っているよね。今はジョッタが離脱しているから、彼はチャンスを得ている」

 さらに自身もサイドバックなど複数ポジションをこなすマルチロールだったハーグリーブスは、南野を「今のリバプールには必要不可欠な選手だろう」とも語った。

「彼は中盤と偽9番もこなせて、ウイングもやれる。チームのなかで、ずば抜けた実力を持っているわけではないが、欠かせないチームプレーヤーだ。例えば、1シーズンに20試合ぐらいプレーしてようやく良さが出てくる選手だと思うね」

 今季は苦戦が続いてきた中、ようやく巻き返しへのきっかけを掴めた感のある南野。そのパフォーマンスからは今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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