「結果を残せない選手を使い続けられない」“試用期間終了”の久保建英に厳しい現実。エメリ監督の発言に現地注目!

2020年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「10試合続けてチャンスを与えるなんて…」

2試合連続で出番がなかった久保。エメリ監督(右)はカンテラ組を気に入っているようだ。(C) Getty Images

 ここにきて現地スペインで過熱しているのが、ビジャレアルに所属する久保建英の去就だ。

 それまで全試合に起用されてきた日本代表MFが、ラ・リーガ2試合連続で出番なし。ジェレミ・ピノやフェルナンド・ニーニョといったBチーム所属のアタッカーたちが結果を残していることもあり、スペイン紙『MARCA』が、「クボの居場所がなくなった。選手、ビジャレアル、保有するレアル・マドリー、すべての関係者に利益をもたらす解決策を見つけるために、今後数週間で退団が決定的になる可能性がある」と報じるなど、レンタル打ち切りの可能性も伝えている。

 そんななか、現地で注目されているのが先日、ウナイ・エメリ監督が発した言葉だ。『MARCA』紙によれば、若手の起用に関して問われると、次のようにコメントしたという。

「誰にでもチャンスがある。だが、パフォーマンスが良くなかった選手に10試合続けてチャンスを与えるために、私はここにいるのではない。出番を与えられたら、もっとアピールしなければならない。これはユースのプレーヤーやすべての選手に当てはまる。ここで必要なのは、勝つことだ」

【動画】久保建英が披露した"芸術的な足裏パス"はこちら
 スペインでは、これは久保を念頭に置いたコメントだとして話題となっている。

 これまでは成長を見込んで途中出場でも我慢強く日本の至宝を起用してきた指揮官だが、いわば試用期間はもう終わったということだろう。実際、リーガでのこの2試合で出番は巡ってこなかった。

 ビジャレアルで居場所を取り戻すために戦うのか、それとも新天地を求めるのか。苦境に陥った19歳は、どんな決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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