「まるでリベリみたいだ」冨安健洋の鮮やかループ弾に現地メディアとファンも驚嘆「芸術性の高さは…」

2020年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

久しぶりのサイドバック起用に応える

鮮やかなシュートを決めてチームに勝点をもたらした冨安に賛辞が相次いでいる。 (C) Getty Images

 FW顔負けの鮮やかなループシュートだった。

 現地時間12月23日に開催されたセリエA第14節で、本拠地レナト・ダッラーラに難敵アタランタを迎えたボローニャは2-2と引き分けた。

 22分と23分にルイス・ムリエルに立て続けに決められ、2点を追う展開となったボローニャ。苦戦が続いたなかで、反撃の狼煙となったのが、冨安健洋の鮮やかなゴールだった。

 この日、昨シーズンまで主戦場としていた右サイドバックで先発起用されていた22歳が魅せたのは73分だった。自陣右サイドでボールを持った冨安は、サイドに開いたリカルド・オルソリーニとのワンツーで一気に敵エリア内に侵入。これを防ごうと果敢に飛び出してくる相手GKピエルルイジ・ゴリーニの頭上を射抜くループシュートを決めた。

 82分にナウエン・パスが同点弾を決め、ボローニャは強敵を相手に貴重な勝点1をゲットした。
 
 積極果敢な仕掛けでゴールを奪った冨安へは、地元メディアからも賛辞が相次いでいる。イタリアの大手紙『Gazzetta dello sport』は、「ボローニャの素晴らしい同点劇」と銘打った記事で、「眠りに落ちたアタランタを攻めたミハイロビッチ(ボローニャの監督)のチームは勇気をもって攻め、オルソリーニの素敵なパスを受け、DFを追い抜いたトミヤスがゴリーニからゴールを奪った」と称えた。

 ファンからも賛辞が相次いでいる。冨安のゴールを伝えたボローニャのSNSには、熱烈なメッセージが相次いだ。

「本当に素晴らしいゴールだ」
「私の愛するトミヤスがやった」
「トミヤスのループは泣けるレベルだ」
「トミヤスのゴールはリベリみたい」
「シュートまでのスピード感とフィニッシュの芸術性の高さはハイレベル。本当にゴラッソだ」

 久々のサイドバック起用で圧巻のパフォーマンスを披露し、ファンやメディアからも称えられた冨安。その存在感は高まる一方だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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