【湘南】「試合に出ないと意味がない」ロシア挑戦の齊藤未月が決意表明!五輪前の移籍については…

2020年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本どころか湘南から離れるのも初めて」

「湘南から五輪へ行きたかった」と地元愛を語った齊藤。写真:田中研治

 湘南ベルマーレからロシアのルビン・カザンへ期限付き移籍するMF齊藤未月は12月20日、オンライン上で移籍についての想いを語り、将来のビジョンを明かした。

 22日から千葉県内で行なわれるU-23日本代表候補合宿にも参加する齊藤は、東京五輪での活躍も期待されている。

 しかし、コロナ禍の影響でオリンピックが来年に延期されてきたことで、これまで思い描いていたキャリアの変更を余儀なくされていた。齊藤は、「今年東京五輪があれば、湘南からオリンピックに出て、それから海外へ」という未来を想像していた。

 それでも、五輪を前に移籍を決断した背景には、「年齢の事もある」という。現在21歳の齊藤は、世界で活躍するプレーヤーからすれば決して若くはない。「遅すぎるということはありませんが…」と語るものの、ステップアップを見据えた上では今が海外へ挑戦するタイミングだった。

「五輪のことも考えたが、このタイミングがベストだと思って決断しました。アジリティー、ボール奪取の部分で世界のトップになりたい」そう意気込んだ。
 
 移籍先のロシアのイメージを聞かれた齊藤は、「橋本拳人選手が移籍したこともある」と面識のある橋本に今後助言を求める予定。「屈強なロシアで、決して身長も高くない自分がどこまでやれるか」と戦いへのイメージを膨らませた。

 地元湘南でプロデビューを果たした生え抜きMFは「初めて日本のみならず、湘南を離れるのも初めて。生活面では多少の不安はある」としながらも、「英語はわりと通じると聞いています」「ロシア語は全く読めないので、まずはそこから。英語ができるので、そこで主張していきたい」と新しい生活に心躍らせる。

 しかし、「試合に出場しないと行っている意味がない。幸いキャンプから参加できるので、そこでアピールしていきたい」と、若くしてキャリア5年を数えるプロ意識の高さも垣間見せた。

 かつて初出場したCLでバルセロナを撃破するなどジャイアントキリングを起こしたルビン・カザンで、小柄な齊藤の挑戦が始まろうとしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】齊藤未月の50メートルロングシュート!11月度の月間ベストゴール
 

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