「あのクソ野郎…」D・コスタが3か月ぶりのアベック弾もスアレスに“恨み節”!?「俺たちはストライカーだ」

2020年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラ・リーガ制覇への意気込みも語る

3か月前にゴールを決め合ったD・コスタ(19番)とスアレス(右)が久々の“共演”を果たした。 (C) Getty Images

 今シーズンのラ・リーガでタイトルレースをリードしているアトレティコ・マドリー。そんなチームの頼もしき"最恐コンビ"が存在感を強めている。

 現地時間12月19日に開催されたラ・リーガ第14節で、A・マドリーはエルチェに3-1と快勝。暫定ながら2位レアル・ソシエダと3ポイント差の単独首位に浮上している。

 格下に地力を見せつけた一戦でネットを揺らしたのが、ルイス・スアレスとジエゴ・コスタだ。

 まず見せたのはスアレスだ。41分に速攻からキーラン・トリッピアーのラストパスをワンタッチで合わせて3試合ぶりのゴールを挙げると、58分にはヤニック・カラスコのグラウンダーのクロスをファーサイドで滑り込んでねじ込んだ。

 これに続いたのが、この試合が故障からの復帰戦となったD・コスタだった。73分にジョアン・フェリックスに代わって公式戦8試合ぶりに出場機会を得ると、79分に自らが獲得したPKを難なく決めてみせた。

 今年9月に行なわれた第3節のグラナダ戦以来となるアベックゴールだけに、スペイン紙『Marca』が「世界の果てまで行けそうだ」と綴るなど、地元メディアからも賛辞が集まるなかで、独特な表現で心境を表わしたのが、D・コスタだった。
 
 試合後にスペイン・メディア『Movistar+』のフラッシュインタビューに応じた大型CFは、次のように言い放ったのである。

「スアレスはずっと得点していなかった。だけど、あのクソ野郎……。俺が戻ってきたら、2ゴールも決めやがった(笑)。まぁ彼が今日みたいなプレーを続けていくことを願っているよ。俺も彼の活躍がすごく嬉しいからね。彼はゴールゲッターだし、得点が増えるのはチームにとっていいことさ」

 ポジション争いを演じるライバルの活躍に少々悔しさをにじませた(?)D・コスタは、インタビューの最後にはこう言い残している。

「俺たちはストライカーだからゴールを決め続け、そして闘い続ける。でも、お互いにリスペクトはしている。結局、今シーズンに何かを征服したいと思うなら、以前に俺たちがラ・リーガを制覇した時のように、素晴らしいチームにならないといけない」

 互いに尊敬しながら競争を繰り広げているD・コスタとスアレス。このベテランコンビが好調を維持し続ける限り、今シーズンのA・マドリーを食い止めるのは一筋縄ではいかないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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