「一つレベルが違う」大迫勇也が明かしたドイツと日本の差。厳しい現状については…【インタビュー】

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「他のポジションで出た時にもポジティブに」

今季はまだ無得点の大迫。そろそろゴールが欲しいところだ。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガ6年目の昨シーズンは、とりわけコロナ中断明けから好調を維持し、自己最多の8ゴールを挙げ、ブレーメンの奇跡的な残留の原動力となった大迫勇也。しかし、今シーズンは12節終了時点で先発は5試合のみで、本職のCFで起用してもらえない試合も少なくない。そんな現状やコロナ禍で生活について、本人がリモートインタビューで語ってくれた。

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――チームとして、個人として現状をどう捉えている?

「チームとしてはやっぱり勝ちが欲しいですね。しっかりと勝ち切れるようにしていかないといけないと考えてます。個人的にはなかなか自分が思っているところで使ってもらえない時期が多かったので、そこをしっかりと改善し、しっかりと違いを作れるように、自分じゃなきゃ出来ない仕事っていうのを意識しながら取り組んでます」

――昨シーズン、ぎりぎりのところで残留できたのは大きかった?

「もちろんしっかりと最後まで戦いきるというところは見せられたし、しっかり自分の存在というのを高められたと思う。今シーズンは、さらにプラスして積み重ねていければいいなという風に考えてます」

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――得点を決めるうえで、日本とドイツでの違いは?

「一人ひとりの走る、止まる、当たるっていうのが、やはり日本とは一つレベルが違うかなと感じます。その中で自然とスピードも速くなるし、周りと同じ事をしても意味が無いので、チームの中でしっかりと自分が違いを作って点を取る、点に絡むという事は常に意識しています」

――センターフォワード以外のポジションでプレーすることは、役立っている?

「かなりありますね。もちろんセンターフォワードでずっとプレーし続ける事は重要だと思うし、真ん中でプレーする事が僕の強みだと思う。でも。他のポジションで出た時に『こういう所に居てほしいな』という風にはすごく感じるし、そこはポジティブにしっかりと自分に与えられたポジションをしっかりとこなすようには考えています」
 

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