【日本代表】指揮官も「スペクタクル」と評した岡崎慎司の“アシスト”の意味

2015年04月01日 小田智史(サッカーダイジェスト)

スピーディな展開に「上手く行った時の気持ち良さを感じた」。

豪快なダイビングヘッドで2点目を決める岡崎。2試合連続ゴールとなった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

「ゲット、ゴール!!  ゲット、ゴール!! お~かざき、ゲット、ゴール!!」
 
 東京スタジアムに鳴り響く、サポーターのチャントに応えるように、岡崎慎司は後半早々の54分、太田宏介のピンポイントクロスに"代名詞"のダイビングヘッドで合わせ、2試合連続でゴールネットを揺らした。
 
 チュニジア戦同様、チームのコンセプトは「速い攻撃」と「前からプレッシャーをかけ続けること」。そのなかで、「あまり動くな」と指示を受けていた岡崎は、中央の位置取りをキープしながら、時には屈強な相手DFの前に入ってボールを収めてタメを作り、時には相手との駆け引きで出たり入ったりを繰り返すなど、最前線で攻撃をリードした。
 
 代表通算43得点目となる前述のゴールシーンを、「みんなが中に入っていたので、後ろから回って行ったらボールが来た」と振り返った。
 
 クロスを上げたのは、清水時代に同僚だった太田とあって、「宏介がよく見てくれていた。あれは宏介のゴールと言ってもいい。エスパの時から一緒にやっていたので、久々にアシストを受けられて良かったし、感謝しています」と労った。
 
 ウズベキスタン戦は、前戦よりも「(前へ)出て行くスピードは速かった」と振り返る。63分には、クサビのパスを叩いてからの連係でカウンターを引き出す、前日に繰り返していた練習どおりの展開を体現。少ないタッチ数でのスピーディかつリズムのある攻撃に「上手く行った時の気持ち良さを感じた」と手応えを語る。

【PHOTOギャラリー】日本 5-1 ウズベキスタン

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