「クボは耐えている」もがき苦しむ久保建英の厳しい現状を現地紙がレポート。「エメリ監督が励ます番だ」

2020年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「華麗なタッチのほかは目立たなかった」

出番が少なく、冬の移籍も囁かれている久保。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 ビジャレアルの久保建英は、現地時間12月13日に開催された第13節のベティス戦にリーガでは今シーズン2度目の先発出場。左足の足裏を使った絶妙のパスでチャンスを作り出したシーンもあったが、58分で交代となり、アピールとまではいかなかった。

 スペイン全国紙の『AS』は、「クボは姿が見えないことに耐えている」と題して、なかなか存在感を発揮できない苦しい現状をレポートしている。

「クボはビジャレアルで居場所を作ろうとしている。日本人選手は、彼とマドリーの両方が期待したような出場機会を得ているわけでないが、それでも数分はプレーしている。日曜のベティス戦は約1時間プレーしたが、ヒールの華麗なタッチなどいくつかのプレーのほかは目立たなかった」

【動画】久保建英が披露した"芸術的な足裏パス"はこちら
『AS』紙は、ヨーロッパリーグでは全5試合でスターターになり、1ゴール・3アシストをマークしている久保が、リーガでの先発は2試合だけで、62分と58分に交代になっていると指摘。満足な出番を与えられていない状況をレポートしている。

 最後に、前節のエルチェ戦の前に語ったウナイ・エメリ監督の「選手がチヤホヤされた時、私は陶酔感を抑えつける。しかし、彼らが沈んでいる時は、助けようとする」というコメントを紹介し、「今度は彼を励ます番だ」と綴っている。

 冬の移籍も取り沙汰されるなか、もがき苦しむ19歳はいかなる選択を下すのか。その去就にも注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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