指揮官トスカーノを解任したレッジーナ、中村俊輔の元同僚が暫定監督に就任!

2020年12月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

20チーム中15位に低迷し、監督交代を決断

現役時代、中村俊輔とともにレッジーナでプレーしたファルシーニ(左)。(C)Alberto LINGRIA

 セリエBのレッジーナは12月15日、指揮官ドメニコ・トスカーノを解任して、レッジーナU-21を率いていたジャンルカ・ファルシーニを暫定監督として後任に据えると発表した。
 
 トスカーノ監督の下、セリエCから昇格した今シーズンのレッジーナは、FWジェレミー・メネーズ(元フランス代表)、FWカイル・ラファーティ(北アイルランド代表)、MFロレンツォ・クリセティグ(元イタリアU-21代表)、DFチアゴ・チョネク(ポーランド代表)らを補強。既存戦力のFWヘルマン・デニス(元アルゼンチン代表)、MFリゴベルト・リバス(ホンジュラス代表)らとともに、1年でのセリエA昇格も期待されていた。
 
 しかし、12試合を戦って2勝4分け6敗、20チーム中15位に低迷。直近の7試合は1勝6敗と負けが込んでいた。ルカ・ガッロ会長は、「CからBに昇格させてくれたトスカーノには感謝したい。今後の成功を祈っている」と話したうえで、「ファルシーニは暫定的な監督で、新指揮官候補に3人の名前を挙げている。監督選びに間違いは許されない。慎重に選んでいるところだ」と語った。
 
 後任監督には、マルコ・バローニ(元ベネベント、フロジノーネ監督)、アウレリオ・アンドレアッツォーリ(元ジェノア、エンポリ監督)、ロベルト・ステッローネ(元アスコリ、パレルモ監督)の名前が現地では報じられている。
 
 暫定監督のファルシーニは、エンポリやローマの下部組織で監督を務めており、トップチームでの指揮は今回が初めて。現役時代には、レッジーナで中村俊輔(現・横浜FC)とともにプレーし、パルマ時代には中田英寿氏ともチームメイトだった。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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