「悪夢と評価しても遠回り…」5発大敗に冨安健洋を伊メディアが酷評! 激怒のミハイロビッチは「もう限界だ」と合宿を決断

2020年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選択ミスは下のカテゴリーレベル」とも批判

失点に絡むような選択ミスもあった冨安を伊メディアが容赦なく酷評した。 (C) Getty Images

 冨安健洋が所属するボローニャは12月13日に行なわれたセリエA第11節で、ローマに1-5と大敗した。

 開始5分にオウンゴールで先制を許したボローニャは、10分にエディン・ジェコ、15分にロレンツォ・ペッレグリーニに追加点を献上。24分に相手のオウンゴールで1点を返すも、35分にジョルダン・ヴェルトゥ、44分にヘンリク・ムヒタリアンのゴールを許し、前半だけで5失点と守備が崩壊した。

 当然、CBとしてフル出場した冨安の評価も散々だ。伊衛星放送『Sky Sport』の採点は5点にとどまったが、『Sports Mediaset』は、コンビを組んでいたダニーロとセットで3点と酷評している。

「前半は『悪夢』と評価しても遠回しなほどだ。読みと選択のミスは、下のカテゴリーレベルだった」

 また、ウェブ系メディアの『Calciomercato.com』と『TUTTOmercatoWEB』も、ともに4.5点と厳しい採点。前者は「ジェコに支配され、あまりに軽率だった」とばっさり。後者は「スタートは良いストップ2つで良かった」としつつ「その後は守備陣のその他と同じように崩れた」と指摘した。

 もちろん、シニシャ・ミハイロビッチ監督が激怒しているのはもはや言うまでもない。3バックにシステムを変えて惨敗した前節インテル戦では非を認めた指揮官だが、ホームでの屈辱的な大敗を喫したこの日はチームを批判し、クリスマスまでの合宿開催を明言した。

『Sky Sport』によると、ミハイロビッチは試合後に、「スキャンダラスだ。ひどい。どんな言葉で表現すればいいか分からないよ」と憤慨した。

「インテル戦の黒星は私が責任を負う。だが、今回は違う。異なる形で試合の準備をしていたからだ。もっと激しくなければいけなかったし、もっと勇敢にプレーしなければならなかった。45分間でファウルひとつすらない。明日から合宿だ」

 さらにミハイロビッチは、「選手たちと私の関係は、監督とチームのそれ以上のものだ」と、選手を甘やかしてしまったと続けている。

「いつも彼らを正当化しようとしてきた。子どもたちに対してするみたいにね。彼らの振る舞いを正当化する理由を見つけようとしてきたんだ。だが、もう限界を越えた。クリスマスまで合宿だ」

 ボローニャは23日の年内最終戦までにスペツィア、トリノ、アタランタと対戦する。冨安とチームメートたちは、果たして、穏やかなクリスマスを過ごすことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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