「怒りが収まらない」ACL神戸戦のジャッジに川淵三郎元キャプテンが物申す!「あそこまで遡って適用されるのか…」

2020年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分のルール解釈に間違いがあるかも」と確認するが…

試合から一夜明けても「怒りが収まらない」と投稿した川淵氏。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会(JFA)の元会長で顧問を務める、日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎氏が12月14日、自身のツイッターを更新し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でのVAR判定に物申した。

 13日にカタール・ドーハで行なわれたACL準決勝のヴィッセル神戸と蔚山現代の一戦は、延長戦の末1-2で神戸が敗れた。

 試合後に自身のツイッターを更新した川淵氏は、「神戸、残念。よく頑張ってくれたね!」と称えていたものの、後日納得のいかない部分の究明に動いたという。

 翌日のツイッターで、「ヴィッセル神戸の2点目のVARによる得点の取り消しは大きな疑問が残る。あそこまで遡って適用されるのかという事。しかもVARでファールと認定したプレーはその時審判が問題なしと見てプレーを続行させている。それをファールと問題提起したVAR担当、そしてそれを否定せず認めた審判に大きな問題がある」と問題提起。

 ACL蔚山戦で、75分に交代出場の神戸FW佐々木大樹がゴールネットを揺らしたものの、VARとの交信からオンフィールドレビューを行ない取り消しとなった場面に言及した。
 
 さらに川淵氏は続けて、「怒りが収まらない。でも自分のルール解釈に間違いがあるかもと黛審判委員長に聞いてみた。この件会長からも指示があったとのこと。得点につながる一連のプレーの中で問題があればVARの対象にはなる。が今回は接触プレーを問題ありとして提起したVAR担当とそれを簡単に認めた審判に問題ありと聞いて納得」と投稿した。

 細密な動画によって正確に判断することが可能となるVARだが、その技術を運用するのもまた人間。試合全てを映像、機械で判断することは不可能なだけに、どこまでVARを適用するのかという課題が改めて浮き彫りになったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】神戸、無情の得点取り消し…ACL準決勝・蔚山戦のハイライト
 

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