12月12日、２位のアビスパ福岡はJ２第40節で、６位の京都サンガFCとホームで対戦し２-０で勝利。残り２試合で首位の徳島ヴォルティスには勝点「３」差に詰め寄り、３位のV・ファーレン長崎とは「２」差をキープした。この大事な一戦で、勝利の立役者の１人となったのは新進気鋭の若武者だ。

　エミル・サロモンソンのゴールで63分にようやく先制点を挙げた２分後だった。自陣でボールを奪うとカウンターを開始。田邉草民はペナルティエリア手前まで一気に持ち上り、中央の遠野大弥へラストパスを送る。これを遠野は右足でワントラップしたのち、即座に左足を一閃。矢のような強烈なシュートは、クロスバーを叩きゴールに吸い込まれた。

　21歳の大台突破となる今季10点目は、勝利を大きく手繰り寄せる１点となり、昇格争い真っただ中のチームに３試合ぶりの勝点３をもたらした。

　SNS上でゴール映像が公開されると、数多くのファンも反応。次のような絶賛の声が続々と集まっている。
 

「ダイヤーーーーーっ！」
「ぬぉおおおおあーーーーー！！」
「こりゃすげえ」
「良い選手だな～」
「ばかかっこぇぇぇ」
「トラップから振り脚が早い！」
「ゴラッソ！！！！！君の仕事はゴールや！」
「そりゃキーパーも崩れ落ちるわな」
「Ｊ初年度と言うのが凄い」
「来シーズン川崎に戻ってきて暴れそうな勢い」

　今季、JFLの強豪Honda FCから川崎フロンターレに入団し、レンタルで福岡に加わった遠野。名前にも負けぬ輝きを放つルーキーは、ラスト２ゲームでも大きな期待が寄せられる。なお、最終節にはホームで首位徳島との直接対決が待ち構えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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