「覚えておくべき名前だ」シュツットガルト遠藤航を独メディアが絶賛!「フィールドを支配している」

2020年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

中盤の底でフル出場し、大勝に貢献した遠藤

ドルトムント戦で奮闘した遠藤。開幕から11試合全てで先発している。 (C)Getty Iamges

 現地時間12月12日にブンデスリーガ第11節が行なわれ、遠藤航が所属するシュツットガルトは、ドルトムントとのアウェー戦を5-1の大勝で飾った。

 この試合で11試合連続の先発となった遠藤は、3分にチームのファーストチャンスとなるミドルシュートを放ったほか、味方への絶妙なスルーパスや精力的なプレッシングなど、攻守で存在感を放った。

 この勝利に、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督はチームを絶賛。「我々は素晴らしいサッカーの試合を見せることができた。非常にシャープで存在感のあるフットボールだ。前方も、後方も相手にとって残忍なユニットとして存在していた。信念をもって、相手を圧倒したんだ。この功績を忘れず、そして地に足を付けてこの先も進みたい」と語った。

 現地紙『Stuttgarter Nachrichten』は「世紀の勝利だ。ドルトムントも圧倒した大きな勝利だ」と手放しで称賛。中盤の底で奮闘した遠藤については、「2.0」の評価をつけ、「守備面では前半はやや不安定な面も露呈した。だが、後半のゴールラッシュにチームとして参加するために必要な時間だった」と後半のパフォーマンスを称えた。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
 
 また、ブンデスリーガ公式が発表したデータで、遠藤はドルトムントで最も多いデュエル勝利を記録したエムレ・ジャンの11回を上回る12回のデュエル勝利数を記録。同リーグ英国版のアカウントを運営するジャーナリストのクリストファー・マーティン氏は「シーズンを通じてフィールドを支配している」「絶対に覚えておくべき名前だ」と太鼓判を押している。

 遠藤本人は試合後、自身のSNSを通じて「ドルトムント戦勝つ事が出来ました!個人的にはこれでブンデス初の2連勝」と喜びを爆発させた。その一方で、「ただ、また火曜日にすぐ試合があるのでさらに連勝していけるように良い準備していきます」と気を引き締めている。

 ブンデスのデュエル王として着実に数字を積み重ねている背番号「3」に、ドイツ、そしてヨーロッパのフットボール界が注目している。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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