「攻撃を牽引している」先発復帰のウエスカ岡崎慎司をスペイン紙が高評価! 2度のゴール取り消しも「目立っていた」

2020年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

8試合ぶりの先発で躍動、初勝利に貢献

岡崎は2度ネットを揺らすも、いずれもゴールは認められなかった。だがその存在感は光った。 (C)Getty Images

 現地時間12月12日に行なわれたラ・リーガ第13節で、岡崎慎司が所属するウエスカはアラベスに1-0で勝利。1部に昇格した今シーズン初の白星を挙げた。

 岡崎は前節グラナダ戦で1部初ゴールをマーク。この試合では負傷後初、8試合ぶりの先発出場を果たした。86分までプレーし、2度ネットを揺らしたが、2連続ゴールとはならなかった。

 まず、42分にシュートのこぼれ球を左足で蹴り込むが、これは味方のファウルでノーゴールに。さらに、48分に、スルーパスに合わせて右サイドから飛び出し、ドリブルでエリア内に侵入してから右足を振り抜いた。しかし、VAR判定でオフサイドとなり、いずれのゴールも幻となった。

 それでも、積極的に前線からプレッシングを仕掛け、チームに流れを呼び込む働きぶりは、現地で高く評価されている。スペイン紙『AS』は、4段階中の「4」つ星で、決勝点スコアラーのハビ・オンティベロスとともにチームトップの評価をつけた。

 同じくスペイン紙『MARCA』は、3段階中の「2」をつけ、「1点目はファウルで取り消された。2点目は高度な技術を見せつけたが、オフサイドで無効。とても不運なことになってしまったが、攻撃を牽引している」と評した。
 
 また、現地紙『HERALDO』も3段階中の「2」をつけた。寸評では「序盤から、再三にわたってチームの指標となるようなプレーをしていた。その活躍ぶりは目立ち、オフサイドとはなったが、とても良いゴールを決めた」と称えている。

 ほかにも、地元紙『El Periodico de Deportes Aragones』の10点満点中の評価では「7」が付いた。「ふたつのゴールが取り消されたが、味方との好連係で相手DFの前から消えた」としている。

 チームとして念願の1部初勝利を挙げたウエスカ。2度にわたるゴール取り消しはあれど、復帰した岡崎の調子は間違いなく上がっているようだ。34歳ベテランストライカーは今後、さらにチームが勝ち星を積み重ねるための原動力になれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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