「神戸はJリーグで中位以下なのに…」中国勢のACL全滅に衝撃! 母国メディアはまさかの指摘「日本や韓国のリーグは“緩い”」

2020年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「過去には想像もできなかったことだ」と嘆く

神戸と同組だった広州恒大はまさかのグループステージ敗退に追い込まれた。(C) Getty Images

 12月10日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝で、中国の北京国安は韓国の蔚山現代と対戦。ジュニオール・ネグランの2発に沈み、0-2で敗れた。

 これで中国勢は、ベスト4に1チームも残れず全滅。それぞれヴィッセル神戸とFC東京と同組だった広州恒大と上海申花はグループステージで姿を消し、上海上港は決勝トーナメント1回戦で神戸に0-2で敗れている。

 日本と韓国のチームの後塵を拝したことに、中国のメディアもショックを隠せないようだ。スポーツメディア『新浪体育』は、「中国のチームはACLで勢いを失った」として、力が衰退していると指摘。「ACLを二度制覇した広州恒大は、グループステージでヴィッセル神戸と水原三星によって、大会から追い出された。これは過去には想像もできなかったことだ」と驚きをもって伝えている。

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 さらに、「神戸はJリーグで中位~下位にいるチームだ。だが、広州恒大の調子が悪く、パウリーニョなどの主力が不在で、チーム全体が『プレーの仕方がわからない』という悪循環に陥った」と、嘆いている。

 また、敗因のひとつとして、「中国のスーパーリーグの"BIG4"は息を呑む暇もなかった。3日間おきの試合のリズムでは、調整の余地はない。状態が良くないと、逃げ道がない」とし、こう続けている。

「対照的に、韓国勢はACLの前に少なくとも半月調整する必要があり、日本勢は比較的緩いJリーグのスケジュールのために、体力の点でスーパーリーグのチームよりも優れていた」

 Jリーグもかつてないほどの過密日程だったのだが……。

『新浪体育』は「短期的に中国のチームがACLで結果を残すのは難しいかもしれない」とまで結論づけた。まさかの結果に受けた衝撃は小さくなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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