「日本の2~3クラブから…」長谷部誠が“引退報道”に本音を明かす! 「サッカーの世界では何でも起こる」

2020年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人は「まだ決めていない」ときっぱり

ブンデス最年長プレーヤーとして今シーズンを戦っている長谷部。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトに所属する元日本代表主将の長谷部誠は、現在36歳。2020-21シーズンは、リーグ最年長プレーヤーとして第一線で戦い続けている。

 しかし、ここ3試合で先発を逃していることから、先週末に行なわれたシュツットガルト戦では、地元記者から指揮官アディ・ヒュッターに「なぜ長谷部を起用しないのか」と質問が飛んだ。

 これに対し、ヒュッター監督は「我々はいずれ、マコトがいなくなる状況に慣れなくてはならない」と返答。あくまで自身の考えだと前置きしたうえで、「次は37歳になる。来夏にはキャリアを終えるのではないか」と発言した。

 そのため、現地メディアで「来夏に長谷部がキャリアに終止符を打つのでは」と報じられ、日本でも同様のニュースが流れた。
 
 しかし、本人はまだ「来夏に引退するかは決めていない」とキッパリ明かしたようだ。現地時間9日付けのドイツ紙『Bild』が報じたとして、現地メディア『FussballTransfers.com』が伝えている。

「70歳、80歳になってもプレーするかもしれない。もちろんそれはもうプロではないだろうけれど。でもそれまでは、例えば(ドイツ)国外でプレーすることもあるかもしれない。

 日本の2~3クラブからも打診がある。サッカーの世界では何でも起こるから、春にまた(フランクフルトと)契約を延長するかもしれないし、しないかもしれない」

 同メディアは、改めてこのベテランプレーヤーが「ここ最近のたった3試合連続でベンチに座っただけで、今シーズンのリーグ戦7試合では1分も欠場したことがない」と綴り、今もなお最前線で戦うに値すると称えている。

 日本が誇るベテラン戦士の奮闘は、少なくとも来夏まではドイツの地で続く。その後の決断には、日本だけではなくドイツのメディアも注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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