「クボは期待されたレベルにない」久保建英は離脱した攻撃陣の穴埋めになれるか? 番記者の見解は――

2020年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ビジャレアルはここ5試合で4ゴール

アタッカー陣で故障者が出るなか、久保はチャンスを掴めるか。(C) Getty Images

 久保建英が所属するビジャレアルは、現地時間12月6日に開催されたエルチェとのラ・リーガ第12節でスコアレスドローに終わり、3試合連続の引き分けとなった。公式戦ここ5試合の得点数は1、1、1、1、0とチャンスを決めきれない試合が続いている。

 そんななか、ここまで公式戦9ゴールとチーム得点王のFWパコ・アルカセルが、故障明けだったそのエルチェ戦で再び負傷。スペイン紙『AS』によれば、復帰までには4~6週間かかる見込みだという。

『AS』紙でビジャレアルの番記者を務めるハビエル・マタ氏は、「ビジャレアルはパコ・アルカセルが離脱となり、火薬を使い果たした」と題した記事のなかで、このスペイン人ストライカーが不在の際、得点力が30%落ちていると指摘。「深刻な問題だ」と伝えている。曰く、出場した11試合でチームは21ゴール(平均1.9点)を決めているが、欠場した8試合では6ゴール(平均1.3点)に激減しているという。

【動画】同僚イボーラが「言い訳はできない」と指摘した久保の決定機逸シーンはこちら
 さらに、左サイドで重要な役割の役割を担ってきたモイ・ゴメスが故障で離脱していることも、チャンスの減少の原因となっているとし、代役となる久保とチュクウェゼについても言及している。

「若いサム・チュクウェゼとタケ・クボは、怪我人の離脱で、戦力を維持することが期待されていたが、現時点ではそのレベルにない」

 CFではパコ・アルカセルとともに、カルロス・バッカも故障を抱えており、ウイングと兼用のジェラール・モレーノが中央に入るケースが少なくないだろう。そのため、久保にとってはチャンスとなるが、そのエルチェ戦では最大とも言える決定機を逃してしまった。

 アタッカーが手薄ないまこそ、アピールの好機だ。先発も予想されている13日のベティス戦での活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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