「現役としてプレーできることに感謝」“無所属”の元日本代表FW工藤壮人が、豪州1部ブリスベン・ロアーに完全移籍

2020年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

新シーズンに向け、チーム2人目の日本人選手に

昨季はレンタル先の山口で27試合に出場し、4得点を記録していた工藤。写真:田中研治

 元日本代表の工藤壮人は12月10日、自身のインスタグラムを更新。オーストラリア1部のブリスベン・ロアーFCと契約したことを報告した。

 工藤は新チームのロゴ画像とともに、「この度、オーストラリア1部のブリスベンロアーに移籍することになりました。また現役の選手としてプレーできることに感謝しながら、新しいチームで貪欲にゴールを目指し、戦い続けます。これからも応援宜しくお願いします」とコメントした。

 現在30歳のFWは、柏レイソルの下部組織から2009年にトップチームへ昇格。2016年にはアメリカ・メジャーリーグサッカーのバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍し、海外でのプレー経験もある。帰国後の2017年からサンフレッチェ広島に所属し、昨年はレノファ山口に期限付き移籍を果たしていた。今シーズンは契約満了にともない、無所属となり、母校の日体大柏高でトレーニングを続けていた。
 
 古巣広島もクラブの公式ホームページ工藤の新天地決定を発表し、以下のような本人のコメントを掲載した。

「2017年、サンフレッチェ広島に加入した際のサポーターの方々の声援、期待は今でも鮮明に覚えています。結果が出なくても、最後まで背中を押してくださったことは一生忘れません。広島で皆さんの期待に応えることはできませんでしたが、また現役の選手としてプレーできることに感謝しながら、新しいチームで貪欲にゴールを目指し、戦い続けますのでこれからも応援していただけると嬉しいです。サンフレッチェ広島在籍時にお世話になった全ての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。またいつか、広島で会いましょう」

 ブリスベン・ロアーには先月、北海道コンサドーレ札幌から檀崎竜孔が期限付きで移籍。12月27日に開幕するオーストラリア・リーグの新シーズンに向けて、工藤は2人目の日本人選手となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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