【ウズベキスタン戦プレビュー】注目は本田、香川、岡崎の起用法。革命の予兆となる可能性も

2015年03月31日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

メインテーマはあくまでも“選手選考”。

本田、香川、岡崎は先発するのか。ウズベキスタン戦でもサブに回るようだと、それが今後のスタンダードになる可能性もある。

 今年6月に始まるロシア・ワールドカップ2次予選前のラストマッチ。それでも、ハリルホジッチ監督はウズベキスタン戦の前日会見でこう言った。
 
【日本代表|PHOTOギャラリー】日本 2-0 チュニジア

「1試合目(チュニジア戦)とはまったく違うメンバーで戦うことになると思う。リスクは少しあるが、そうは言っても今回の合宿に来てくれたほとんどの選手を使おうと考えている。合宿に参加したすべての選手について知識を深めたい」
 
 初陣に続くトライアウト──。ワールドカップ予選に向けたリハーサルというより、指揮官はウズベキスタン戦をテストの場と位置付けている。
 
 そもそも、ウズベキスタンはハリルホジッチ監督がリクエストした相手ではない。前任者アギーレの希望──「アジアの第1ポット同士。6月の予選では対戦しないだろうアジアの強いチームとやりたい」──をアジアカップ期間中に日本協会が叶えたものだが、ご存じのとおり、そこから監督が代わり日本代表を取り巻く環境は一変している。
 
 大役を任されたばかりのハリルホジッチ監督にとっては、相手ありきの親善試合ではなく、あくまで就任2試合目。多少なりとも「対アジア」は意識するだろうが、メインテーマは"選手選考"だ。
 
 チュニジア戦と同じ4-3-3システムで臨むなら、スタメンの11人は上図のようになるだろうか。ちなみに、前日に行なわれたフィールドプレーヤーが12対12のゲーム形式の練習では以下のようなメンバーで戦っていた。
 
●ビブス組(5-3-3-1システム)
GK/西川
5バック/内田、昌子、水本、森重、太田
3ボランチ/柴崎、今野、青山 
中盤2列目/本田、香川、乾
CF/岡崎
 
●ビブスなし組(4-2-4-2システム)
GK/川島
4バック/酒井高、吉田、槙野、藤春
2ボランチ/長谷部、山口
中盤2列目/永井、清武、武藤、宇佐美
2トップ/川又、大迫

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