「マジで!?」「早く呼んでくれ!」ベトナム移籍を決断した松井大輔。チームメイトのカズ、俊輔の反応は?

2020年12月04日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「いろんなものに対して、ベトナムに貢献したい」

ベトナムのサイゴンFCに完全移籍する松井(中)。カズ(右)と俊輔(左)には「しっかりと話をさせていただきました」。(写真は19年7月)。写真:徳原隆元

 海外挑戦はこれで5か国目だ。

 これまでフランス、ロシア、ブルガリア、ポーランドでプレー経験のある松井大輔が、新天地に選んだのはベトナム。12月3日、同国のサイゴンFCへの完全移籍が発表され、翌日のオンラインでの移籍会見に臨んだ日本屈指のファンタジスタは、「いろんなものに対して、ベトナムに貢献したい」と意気込みを語った。

 今回の決断について、横浜FCでチームメイトの三浦知良、中村俊輔の反応はどうだったのか? 

「シュンさんは『マジで!?』という感じで。あと、シュンさんはずっと僕を追いかけてくれているんですよ。ジュビロにいた時はジュビロに来てくれたし、横浜FCでもそう。だから『ベトナムにも来てくれるんですね』と言ったら、それは断られました(笑)」

 松井の2014年から17年までの磐田在籍時、俊輔は17年に横浜から磐田に移籍。さらに、18年に松井が横浜FCに移籍すると、その後を追うように俊輔も翌年の夏に磐田から横浜FCへ。この流れをベトナムでも期待したが、良い返事はもらえなかったようだ。

 ただ、俊輔の代わりにベトナム行きに意欲的(?)なのが"キング"だ。「カズさんは、『俺も行きたいから、早く呼んでくれ! ということでした(笑)」。

 未来はどうなるか誰も分からないが、異国の地で新たなスタートを切る松井には、日本サッカーを牽引するふたりのレジェンドに負けない活躍を期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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