【横浜】攻守の両局面で頼りになるSB松原健がこだわる“先制点”

2020年12月03日 サッカーダイジェスト編集部

「優位性を持ったなかでプレーできればいい」

攻撃でも守備でも頼りになる右SBの松原。味方の決定機を演出する鋭い縦パスは必見だ。(C)Y.F.M.

 ACLのグループステージ5節・全北現代戦で4-1の勝利を収めた横浜は、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。歴史を塗り替えた一戦で先発フル出場した松原健は12月2日のオンライン取材に応じ、「複数得点で勝てたのはチームとして一番やりたかったこと。そのなかで自分たちのサッカーも顕著に出せたと思います」と振り返った。

 悲願のアジア初制覇に向け、大きく前進。今後の戦いでも「自分たちのサッカーを常に出していく」ことが肝要だと考える。貪欲にゴールを狙いに行くアタッキング・フットボールで相手をねじ伏せる。その攻撃的なスタイルを踏まえ、いかに戦っていくか。

「先制点を取られると、ちょっときつい戦いになる。自分たちが先制点を取りに行くような形でないと厳しくなる。そこは先制点をしっかり狙って、そのあとは落ち着いて、優位性を持ったなかでプレーできればいい」

 先制攻撃を仕掛け、ゴールを奪い、主導権を握って、勝利を手繰り寄せる。そんなアグレッシブなサッカーにおいて、松原の貢献度はすこぶる大きい。SBでありながら攻撃の組み立てに積極的に関与し、味方のフィニッシュにつながるスルーパスも供給する。もちろん、素早い攻守の切り替えでピンチを未然に防ぐ、球際で激しく戦うなど、DFとしての能力も高い。

 攻守の両局面で存在感を示す松原は、来季の続投が発表されたアンジェ・ポステコグルー監督についてもコメント。自身の来季の去就については未定だが、「またこのサッカーができると思うと、今からワクワクしていますし、来年こそはまた優勝を目指してやっていけたら」と期待をこめて語った。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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