【横浜】去年のリーグ優勝でも…“快挙”達成に導くティーラトンの一発

2020年12月02日 サッカーダイジェスト編集部

「チャンスが来たので、打つしかないと思った」

豪快なミドルを突き刺したティーラトン。得点以外でも、攻守にアグレッシブなプレーで完勝に大きく貢献した。(C)Y.F.M.

[ACLグループステージ5節]横浜4-1全北現代/12月1日/アルジャノブ・スタジアム

 15年ぶりのリーグタイトルがかかった昨季最終節のFC東京戦。試合序盤はやや劣勢を強いられた横浜だったが、26分に先制に成功する。敵陣ペナルティエリア付近で味方からのパスを受けたティーラトンが、自慢の左足を思い切り振り抜く。対応に来た相手選手に当たって軌道が変わったボールは、緩やかな曲線を描いてゴールに吸い込まれた。

「ラッキーだった」と本人が振り返るこの1点で勢いづいた横浜はその後、さらに2点を奪い、3-0の完勝を収めて栄冠を勝ち取った。

 あれから約1年後、トリコロールにとって"快挙"と呼べる出来事で、またもやティーラトンが大仕事をやってのける。

 ACLのグループステージ5節の全北現代戦、引き分け以上の結果でクラブ史上初のアジア16強が決まるゲームで、チームは4-1の大差で勝ち切ってみせる。スタートから果敢に攻め立て、いくつかの得点機を得るも、なかなか決め切れない。攻めあぐねる展開を好転させたのが、17分のティーラトンの先制弾だった。

 1年前と同じような場所でボールを収めると、左足を一閃。相手GKが一歩も動けない豪快なミドルシュートを叩き込んだ。

「チャンスが来たので、打つしかないと思った」

 大一番で発揮する勝負強さは健在。殊勲の左SBは「自分たちのサッカーで勝利できたことで、良い流れにできると思う」と今後を展望し、残りの試合に向けては「全試合勝てるように頑張っていきたい」と一戦必勝を誓った。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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