「コメント全文読んで泣いた」鳥栖・岩下敬輔が今季限りで引退…熱すぎるメッセージにファンも感動!

2020年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「竹原社長、選手達はわかっているよ」サポーター、クラブ、チームメイト、社長に向けて熱いメッセージを発信

今季限りでの引退を発表した岩下。チームメイトやファン・サポーター、そして社長に熱いメッセージを寄せた。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 サガン鳥栖は11月30日、DF岩下敬輔が今季限りで引退することを発表した。

 2005年に鹿児島実高から清水エスパルスに入団し、プロキャリアをスタートさせた岩下は、ルーキーイヤーから出場機会を掴み、07年にはプロ初ゴールをマーク。09年には29試合に出場して5得点と、清水の主軸に成長するとともに、A代表にも招集されている。

 12年途中にガンバ大阪に移籍すると、このシーズンにJ2降格を経験するものの、13年にはJ2優勝に貢献して1年でJ1へ復帰。14年にはキャリアハイとなる32試合出場で最終ラインの要として働き、リーグ・リーグカップ・天皇杯の三冠達成にも大きく貢献した。

 その後、17年にアビスパ福岡へ移籍し、主力としてプレーした岩下は、昨季途中から鳥栖に在籍していた。今季の成績はリーグ戦とカップ戦で1試合ずつの出場となっていた。

 その岩下は、クラブを通じて、ファン・サポーター、そしてチームメイトやクラブ関係者、はたまた竹原稔社長に対してのエールも込めた熱いメッセージを送っている。
「今シーズンをもって引退します。
サガン鳥栖では3試合もスタメンのチャンスを貰えたにも関わらず力になれず、本当に申し訳なく思っています。
サポーターの皆さん、鳥栖には無限の可能性を秘めた選手が沢山います。
その選手を生かすも殺すも、クラブ、サポーター、選手本人、すべてのものが大切なので、その可能性をしっかり後押しして、言葉にして伝えてあげてください。そうすれば皆さんの大好きな第二の、高橋義希、豊田陽平がでてくると期待しています。
鳥栖がいつの日かチャンピオンクラブになれる事を信じて応援しています!
輝綺しっかりやれよ!
竜之介初ゴールおめでとう!
義希さん若いやつに負けんなよ!
ありがとうサガン鳥栖!

最後に、竹原社長、選手達はわかっているよ、こんなにとんでもない額の自分のお金をつかってまで、サガン鳥栖を、最高のクラブにしたいと誰よりも思ってることは。
負けんなよ、社長!」

 この岩下のメッセージに、ファンもクラブ公式ツイッターの投稿に対して「岩下選手のコメントを読んで涙が止まりませんでした」「コメントに感動しました」「アニキにはまだまだボールを蹴って欲しいし、後輩に喝を入れて欲しいです」「こんな良い先輩がいるサガン鳥栖はとても幸せだと思う」「鳥栖の為に闘ってくれてありがとうございました」「コメント全文読んで泣いた」「なんやこの熱いメッセージは!泣ける」などと返信が寄せられた。

 岩下の熱いメッセージに、鳥栖は残り試合で奮起した姿で応えられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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