インテル戦快勝から3日――。マドリーが格下相手にまさかの黒星! ジダンは「ちょっと説明できない」と現状を嘆く

2020年11月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「言い訳は無用だ」とキッパリ

ラ・リーガでの優勝戦線から遠のく敗戦を喫したマドリー。指揮官のジダンも不満を漏らした。 (C) Getty Images

 現地時間11月28日に開催されたラ・リーガ第11節で、レアル・マドリーはアラベスにホームで1-2と敗れた。開始早々にPKで先制を許すと、後半の立ち上がりにも守護神ティボー・クルトワのパスミスから追加点を献上。終了間際にカゼミーロが1点を返したが、追いつくには至らなかった。

 ラ・リーガでは早くも今シーズン3つ目の黒星を喫したマドリーは、5勝2分け3敗で暫定4位ながら、首位に6ポイント差をつけられている。アトレティコ・マドリーが未消化の1試合で勝てば、差は9ポイントにまで広まる。

 マドリーは10月にカディスやシャフタール・ドネツクに敗れ、今月もバレンシアに1-4と大敗。ビジャレアルとも1-1で引き分けた。その後、敵地でのインテル戦で2-0と快勝したが、アラベスに対する黒星で、再び批判が相次いでいる。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジネディーヌ・ジダン監督は試合後に「悪い試合をしてしまった。とりわけ序盤だ。それを変えられなかった」と嘆いた。

「私が監督であり、責めを負う。ここから前進しなければいけない。また火曜に試合がある。インテル戦では本当に良いプレーをしたが、今日はできなかった。言い訳は無用だ。ひとりの個人を挙げるべきではない」
 
 さらにカリスマ指揮官は、「試合中に流れを変えることができなかった。それが腹立たしい」と続け、継続性がないことに首をかしげた。

「今の我々の問題は安定性だ。ケガ人も多いが、言い訳をしようとはしない。それが現実だ。3日前にミラノでああいう試合をし、今日は……。ちょっと説明できない」

 アラベス戦では、戦線復帰したばかりだったエデン・アザールが再び負傷したマドリー。戦力も安定しないなかで、ジダンのチームは12月1日のチャンピオンズ・リーグで白星を取り戻し、決勝トーナメントに駒を進めることができるだろうか。12月12日にアトレティコとのダービーを控えるラ・リーガでの戦いを含め、継続性が保てるかに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】守護神クルトワのミスからまさかの失点。マドリーの最新試合のハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事