「ミナミノの時間は限られてる」好調ジョッタと対照的な南野拓実をリバプールOBはどう見た?「得点ができなければ…」

2020年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ジョッタはもうミナミノのはるか先に行った」

得点を量産するジョッタとは対照的に、満足のいく結果を出せていない南野に、クラブOBは辛辣な評価を下した。 (C) Getty Images

 勝利にはつながらなかった。だが、リバプールのディオゴ・ジョッタは結果を出し続けている。

 現地時間11月28日のプレミアリーグ第10節、リバプールは敵地でブライトンと1-1で引き分けた。3度のビデオアシスタントレフェリーの介入が話題となった一戦で、チームに1ポイントをもたらすゴールを60分に決めたのがジョッタだった。

 今夏にウォルバーハンプトンから加入したジョッタは、これでプレミアリーグでの出場8試合で5点目。特に10月24日のシェフィールド・ユナイテッド戦以降、直近の8試合で8得点の大活躍だ。

 一方で、今年1月に加入した南野拓実は、プレミアリーグとCLの出場9試合で無得点。スタメンに名を連ねたのは、それぞれ1試合ずつのみで、プレー時間は合計241分となっている。

 目に見える結果を残せずに周囲の風当たりも強まりつつあるサムライ戦士に、1980年代から90年代にかけてリバプールでプレーしたOBのレイ・ホートンは、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』で「ジョッタはもう彼のはるか先にいった」と、絶好調のアタッカーが南野を上回っていると話した。

「ジョッタのモハメド・サラーとのワンツーや動き、フィニッシュは非常に素晴らしい。彼のDFの抜き方は見事だよ」
 
 さらにホートンは出場機会が限られている南野について、「チームに入ったら、全力で取り組まなければいけない。彼のような攻撃的な選手なら、得点機会を生み出すか、ゴールを決めるということだ」と述べている。

「どちらもできなければ、監督はそれができる別の選手がいると言うことになる。だからリバプールでのミナミノの時間は限られている。加入以前の彼を見る限り、もっと高い位置でプレーするほうが良いと思った。今は深い位置で使われている。今日は中盤の3枚のひとりだった」

 評価が右肩上がりのジョッタと対照的に、厳しい立場に立たされている南野は、この先、リバプールで居場所を確立できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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