【J1採点&寸評】名古屋0-0大分|クラブ記録更新14度目のクリーンシート達成も、やはり懸案事項は…

2020年11月28日 今井雄一朗

名古屋――引いた相手に対するFW不在の攻撃が不調に

【警告】名古屋=なし 大分=長谷川(45分)、鈴木(90+3分)
【退場】名古屋=なし 大分=なし
【MAN OF THE MATCH】ランゲラック(名古屋)

[J1リーグ30節]名古屋0-0大分/11月28日/パロ瑞穂

【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5

大分の準備の前になかなか攻撃が回っていかず、風下に回った後半には押し込まれる時間帯も長かった。引いた相手に対するFW不在の攻撃が不調で、今後の戦い方にどう影響するかが懸案事項に。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
1 ランゲラック 6.5

前半にピンチはほぼなかったが、後半になって大分の大攻勢に遭った。しかし冷静なプレーを続け、相手の決定機の前に立ちはだかること数度。クラブ記録の14試合無失点に大きく貢献した。

DF
34 オ・ジェソク 6

インテンシティの高さと読みの鋭さ、ボールを失わないという点でもディフェンスラインの安定に一役買った。相手の強みであるサイド攻撃に蓋をした意味は大きい。

4 中谷進之介 6
豊富なコーチングと守備範囲の広さで大分の攻撃に歯止めをかけた。後半は押し込まれる中でもFWに対する当たりの強さを見せ、ゴール前の壁となった。
 
3 丸山祐市 6
前線に蹴るボールはフィード、クリアともに質が高く、相手との接触で倒れ込むも歯を食いしばって戦線に復帰。14試合目の無失点試合に、キャプテンとして気合を乗せた。

23 吉田 豊 5.5
なかなか押し上がっていかない攻撃にはボールの運び人として苦しんでいた節もあったが、持ち前の対人守備で大分の縦への速さをシャットアウト。

MF
25 前田直輝 5.5

サイドハーフとしてダイアゴナルな動きでボールをエリア付近に引き出し、後半の交代の最中には最前線で身体を張ったが、なかなか成立しない攻撃の流れの中では持ち味は出ず。

15 稲垣 祥 6
相手の2シャドーへの見張りは完璧で、前半から数々の危険の芽を摘んで回った。サイドチェンジやミドルシュートでも攻撃を支援したが、この日は実らなかった。
 

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