【横浜】勝利を手繰り寄せるPKストップ! 大舞台でも揺るがないオビの「自信」

2020年11月26日 サッカーダイジェスト編集部

「読みどおりといいますか、弾けたのでよかった」

オスカルのPKを見事に止めてみせたオビ(左)。チームを救うビッグセーブだった。(C)Getty Images

[ACLグループステージ3節]横浜1-0上海上港/11月25日/アルジャノブ・スタジアム

 スタメンを告げられた時、プロ1年目の大卒ルーキーGK、オビ・パウエル・オビンナは浮足立つようなことはなかった。

「しっかり準備してきた自信があったので、特に焦ることはなかった。誰が出ても高いパフォーマンスを出せるのが、このチームの強み。僕が出るにしろ、他の人が出るにしろ、チームの戦力が落ちるとは考えなかったし、僕が出る以上は、強気にチャレンジして、ミスを恐れることなく、チームの勝利に貢献したいと思っていました」

 その確かな自信が、この試合のターニングポイントでも支えとなったのだろう。0-0で迎えた81分、PKの場面でオスカルのキックをストップ。チームを救うビッグセーブだった。

「試合経験がなくて、若いと言われますけど、しっかり練習を積んで、毎日やってきたので、焦りだったり緊張はあまりなかった。ここで結果を残すためにやってきたと自信を持ってプレーできているので、特に焦ることなく対応できましたし、PKも良いコースでしたけど、読みどおりといいますか、弾けたのでよかった」

 いつピンチが来てもいいように、心構えはできていたという。そして「ゼロで行けば、必ず攻撃の選手が点を取ってくれると思っていた」。果たして、オビの予想どおりの結果となる。90分、途中出場の天野純がゴールを決める。

 無失点でしのいだからこその勝利。「オビンナが素晴らしいセーブをしてくれました」と、アンジェ・ポステコグルー監督もその活躍を称えた。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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