前半だけで3点奪取の清水が横浜FCを一蹴。ベンチ入りしたカズの出番は?

2020年11月25日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

5分、6分と立て続けにゴールを奪う

チャンスを確実にモノにした清水が完勝。組織的なサッカーも際立っていた。写真:塚本凛平(サッカーダイジェスト写真部

[J1第29節]横浜FC1-3清水/11月25日/ニッパツ

 11月25日、J1リーグ29節が各地で行なわれ、ニッパツで開催された横浜FCと清水の一戦は、3-1のスコアで清水が勝利した。

 まだお互いが様子を見合っている5分、さっそくスコアが動く。先制したのはアウェーの清水。左サイドを突破した鈴木のクロスを金子が押し込んでネットを揺らす。さらにその1分後、ハイプレスからボールを奪ったJ・ドゥトラが狙いすましたコントロールショットを決めてみせる。

 ビハインドを背負った横浜FCは、武田の好配給を軸に組み立てるが、清水の集中力あるディフェンスをなかなか崩すことができずに攻めあぐねる。

 一方の清水は38分、この日、3つ目のゴールを挙げる。テンポの良いつなぎから、最後は奥井のクロスを竹内が流し込み、リードを3点差に広げて前半を折り返す。
 
 苦しい戦いを強いられた横浜FCだが、56分に1点を返す。相手のクリアボールを拾った瀬古が右足を一閃。強烈なミドルを突き刺してみせる。

 しかし、横浜FCの反撃もここまで。ボールを保持する時間は増えたとはいえ、思うように清水の堅陣を崩し切れない。この日はベンチに入ったカズの出番もなし。試合はそのまま3-1でタイムアップ。清水が敵地で勝点3を手にした。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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