「ラストシーズンになるかも」バルサOBのリバウドが考える、メッシ“残留”の条件とは?

2020年11月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサのサラリーキャップが大幅減に

バルサOBのリバウド(左)がメッシ(右)の去就に言及した。 (C)Getty Images

 11月17日のラ・リーガ発表で、バルセロナはサラリーキャップが大幅減となったことが分かった。

 OBのリバウドは、これがチーム編成やリオネル・メッシの去就に影響すると考えているようだ。『betfair』のコラムで、リバウドは「アンス・ファティの重傷でアタッカー補強が必要と警告したが、リーガの発表で状況はより難しくなった」と述べている。

「これで理事会は市場で動く前にとても慎重にならなければいけなくなる。各選手の報酬要求に気をつけなければいけない」

 リバウドは「これにより、1月にクラブに加わる選手の数は減るかもしれない」としたうえで、「だが本当に、少なくともひとりは価値をもたらす別のアタッカーがバルセロナには必要だ」と続けた。

「なんとか安くて質の高い選手、あるいはバルサのようなビッグクラブに移籍するためなら減俸をのむ用意がある選手を見つけなければいけない」

 さらに、リバウドは「サラリーアップの余地が減り、メッシの契約更新で合意するのが大変になるという考えが強まる」と、チーム内で群を抜くサラリーを手にしているメッシの今後に言及した。
 
「もちろん他クラブからより良いオファーがあるだろうし、彼はすでにクラブを去ろうとした。理事会がいかにして引き返すように納得させるのか見えない」

 リバウドは「再考させるには、今季のチャンピオンズ・リーグかリーガで優勝するか、ロナルド・クーマン監督が、チームに美しいサッカーをさせるかしかない」と、バルサに悲観的な見解を示している。

「残念ながら、今シーズンがバルサでのメッシのラストシーズンになることを恐れている」

 一方で、リバウドは「復帰可能だと思うが、今はそのタイミングではないとも認識している。加えて今はバルサが財政面でこれから苦しむだろうしね」と、一時は騒がれていたパリ・サンジェルマンのネイマールの復帰も見込みが薄いと話している。

「今のネイマールはパリで幸せそうだ。契約延長すら考えている。だから、今や近い将来に彼のバルセロナ復帰が実現することはないだろう」

 リバウドの予想どおりになれば、バルセロナは大きな変革の時を迎えることになるかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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