「今日は5分で試合を決めた」メキシコの完勝を現地メディアが称賛! 日本代表で“壁だった”と唯一評価されたのは?

2020年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

メキシコのヒメネス、ロサーノを絶賛

吉田(左)と酒井(右)ら日本の最終ラインは、前半こそメキシコを抑え込んだが…。写真:龍フェルケル

 日本代表は、現地時間11月17日にオーストリアのグラーツで行なわれた国際親善マッチでメキシコ代表と対戦し、0-2で敗れた。

 森保ジャパンは13日に行なわれたパナマ戦に1-0で勝利。一方のメキシコは、3-2で快勝した韓国戦から中2日というハードスケジュールでの対戦となった。

 この試合でも、韓国を相手に4分間で3点を叩き込んだメキシコの攻撃陣は圧巻だった。63分にはラウール・ヒメネスが角度のないところから技ありのシュートを決めて先制すると、その5分後にはイルビング・ロサーノがカウンターから追加点を挙げた。

 選手たちを「まさに電光石火」と称えたのは、中南米メディア『El Comercio』だ。前半は「今日は5分で試合を決めた! やや劣勢ながらも前半を無失点で乗り越え、後半にウォルバーハンプトンのエースがゴールをこじあけ、ナポリのニュースター候補がそれに続いた。前線ふたりが揃ってゴールをした喜ばしい結果だ」とスコアラーの両雄を称賛している。
 
 そんな「チャンスを量産した」メキシコに対して、日本側で「何度も"壁"として立ちはだかった」と名指しされたのは主将の吉田麻也だ。「アステカのチームは何度もCKを獲得したが、そのチャンスをことごとく跳ね返されてしまった」とその存在感を称えている。

 その吉田を中心に無失点を続けてきた日本の守備を打ち破る勝利で、メキシコ代表は2020年の戦績を4勝1分けで締めくくった。同メディアは「新たなステージへの足固めは着実に整いつつある」と称え、2022年に開催されるカタール・ワールドカップへの準備は順調と評している。

 インテンシティーの高いサッカーを続け、取るべき人がゴールを奪って、きっちりと勝ち切ったメキシコ。日本代表も学ぶべきことが多かったに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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