“裏切り者”フィーゴがバルサの後輩メッシの退団騒動に持論!「居たくないと思ったら抑えられない」

2020年11月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「自分を思い出す選手」として挙げたのが…

バルサから宿敵マドリーに移籍をして“裏切り者”と罵られたフィーゴがメッシの去就問題に言及した。(C)Getty Images

 バルセロナ上層部に対する不満が騒がれていたリオネル・メッシは、今シーズン開幕前に移籍を志願した。最終的に残留し、対立が報じられていたジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は辞任。だが、契約が今シーズンいっぱいとあり、シーズン後の去就が注目されている。

 同じバルセロナからレアル・マドリーへの"禁断の移籍"に踏み切った元ポルトガル代表のフィーゴは、メッシの移籍騒動と今後をどのように見ているのだろうか。スペイン紙『Marca』によると、フィーゴは「わたしもすべてのサッカーファンと同じように、驚きながら見守った」と話した。

「そういう決断をした彼なりの理由があるのだろう。それまでに何があったのか、わたしには分からない。どんなクラブもメッシのような選手はほしい。だが、クラブのそのときの財政状況や負担となるサラリー、選手の希望といった要素次第だ」

 フィーゴは、いずれにしてもメッシがバルセロナを離れると予想しているのだろうか。「一般的に」と前置きした上で、このように続けている。

「人生において、どこかに居たくないと思ったら、それを抑えられるものは何もない」
 
 一方で、フィーゴは「自分を思い出す選手を問われたら、ウスマンヌ・デンベレが大好きだと言う。ケガに関しては不運だったが、すごいポテンシャルだよ」と、メッシのチームメイトらに賛辞を寄せている。

「あとバイエルンのセルジュ・ニャブリ。若くてとてもうまい。彼らはウィングで、1対1を狙う姿勢が好きだ。アンス・ファティも出始めた。恐れを抱かず、リスクを負うことを好む選手たちだから、彼らのことが好きだ。ウィングを置くチームにとって重要だよ。レアル・ソシエダのポルトゥも好きだね」

 メッシが去り、デンベレやアンス・ファティが台頭する――バルセロナには、そんな未来が待っているのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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