「W杯で勝つことが目標」34歳・長友佑都が示す強い決意。「明らかに違う」欧州で親善試合を行なう意義も主張

2020年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕個人としては全然(駄目)」

会見に出席した長友。※写真は会見中のスクリーンショット。

 11月13日に行なわれたパナマ戦を1-0で勝利を収めた日本代表が試合から一夜明け、オンライン会見を実施。DF長友佑都が出席し、前日の一戦の総括や熱い思いを語った。

 まず口にしたのは、パナマ戦の感想。長友自身は3-4-2-1の3バックの一列前と、普段より高い位置で先発し、58分までプレーしたこの試合を前後半に区切り、次のように振り返っている。

「前半は相手が体力面やフィジカル面でしっかり対応してきていたので、上手くいかない部分もたくさんあった。また、ピッチ状態やメンバーとフォーメーション変わったというところもあったので、みんな迷いがありながら前半は特にプレーしていたなと感じる。

 それでも後半、相手が落ちた。日本の方がコンディションがよくて、上手くいき始めたなというのは感じている。結果的に無失点、勝ち切ったっていうところはすごく良かった」

 また、個人的なパフォーマンスについてはサッカー最大の大会も持ち出し、こう明かしている。

「僕個人としては全然(駄目)。まだまだコンディション自体も上げないと。代表に出ることが目標ではない。ワールドカップで勝つことが目標。今のコンディションでは難しいっていうのは正直感じている。それは体調面もそうだし、所属クラブで試合に出ることもそうだし、上げていかないと厳しい」
 
 そして会見では「日本でやるのとは明らかに違う」と、ヨーロッパで親善試合を行なう意義についても熱を込めて主張した。

「日本に帰って親善試合をするのと、ヨーロッパでお互いに最高のコンディションで、いい状態で戦うのは明らかに違う。そういった意味では先月のカメルーンとコートジボワール、今回のパナマとメキシコと強豪相手とヨーロッパで戦えるのは非常に大きな収穫になる」

 パナマ戦で国際Aマッチ通算123試合出場となり、並んでいたDF井原正巳氏を抜いて単独2位となった34歳のベテランディフェンダー。高みへ挑み続けるその背中に、これからも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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