長沢駿が圧巻の3発!仙台が4-0快勝で17戦未勝利から遂にトンネル脱出!G大阪はクラブ記録まであと「1」も…

2020年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

好不調がはっきりと分かれた両チームの対戦

3ゴールを奪った長沢。写真:滝川敏之

 J1リーグは11月14日に、各地で8試合を開催。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪対ベガルタ仙台の一戦が行なわれ、仙台が4対0で勝利を収めた。仙台は18試合ぶりの白星となった。

 G大阪は12戦負けなしで2007年に記録したクラブ記録にあと1、対して仙台は17戦勝ちなしで2003年のワースト記録にあと2と、好不調がはっきりと分かれた両チームの対戦となったこのカード。

 立ち上がりから攻勢をかけたのは仙台。鋭い出足で相手ゴールをおびやかすと17分、ペナルティエリア左からイサック・クエンカのマイナスのパスに、長沢駿が左足で合わせネットを揺らした。

 1点ビハインドとなってしまったG大阪は、前線の渡邉千真にボールを預けるが、相手の整えられたブロックもあり、攻撃の形を作り切れず。37分にはJ1リーグ戦初先発となった18歳の唐山翔自が浮き球のパスに反応、ゴール前へ抜け出すもトラップが流れ、ものにできない。

 するとトンネル脱出を目指すアウェーチームが追加点。44分、CKからキッカー浜崎拓磨のクロスにニアで長沢が今度は頭で合わせ、ゴールを奪った。前半は2-0で折り返す。
 
 G大阪は後半からパトリックと小野瀬康介をピッチへ送り打開にかかるも、前に圧力をかけるなかでフィニッシュに精度を欠き、もどかしい展開が続く。

 70分に仙台がビッグチャンス。ゴール手前中央の絶好の位置でFKを獲得し、浜崎が右足で狙いすましたシュートを放つも、ここは壁に当ててしまう。それでも75分、192cmの長身FWが三度大仕事をやってのける。佐々木匠が右サイドの敵陣深くからクロスに、長沢が頭で合わせゴールに流し込んだ。

 これで流れは完全に仙台。89分にも柳貴博が一気にペナルティエリア内へ侵入し、右足一閃。ダメ押しの一発で試合を決めた。

 "東北の雄"は4-0で大勝し、未勝利記録をついに「17」でストップ。一方、"関西の雄"は13試合ぶりの黒星で無敗記録が途切れた。

 次戦はG大阪がアウェーで浦和レッズと、仙台はホームでFC東京と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】古巣に痛烈恩返し弾!キャプテン・長沢の歓喜はこちら!

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