「悪趣味なお遊びだ」スウェーデンサッカー連盟会長がイブラヒモビッチのSNS投稿に不快感を吐露!「本当にひどい…」

2020年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

スウェーデン代表のユニホームをさらした投稿が物議

4年前に代表を去ったイブラヒモビッチが、不振の続くスウェーデン代表を気に掛けているのは間違いないが、彼の言動は関係者には歓迎されていない。 (C) Getty Images

 39歳になってもなお、ズラタン・イブラヒモビッチは最前線で輝いている。

 今年1月に復帰して以降、ミランを牽引しているイブラヒモビッチは、今シーズンもセリエA開幕から5試合に出場して8ゴールと得点ランク首位に立っている。その間にチームも5勝2分けの勝点17で首位と好調だ。

 それだけに、先日のSNS投稿は話題となった。イブラヒモビッチはスウェーデン代表のユニホームを着た自分の写真を掲載し、「ずいぶんとご無沙汰だ」というひと言を添えたのである。

 2016年のEUROを最後に代表から引退したイブラヒモビッチだが、その圧倒的な存在感から、復帰を巡る噂は耐えない。それゆえに絶好調のさなかでの投稿が、再び議論を呼んだのは言うまでもない。

 ただ、イブラヒモビッチ自身は11月8日のヴェローナ戦後に、話題をさらった投稿に代表復帰の意図はないと話した。イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、「一部の人を苛立たせるため」としている。
 
 その「一部の人」とは、スウェーデン代表のヤンネ・アンデション監督や、サッカー連盟のカール・エリック・ニルソン会長だろう。イブラヒモビッチは以前も批判するコメントを発していたからだ。

 これに対し、ニルソン会長は不快感を隠さなかった。『Sky Sport』によれば、母国『Goteborgs-Posten』で、「我々がやることに関心があるのは、彼だけじゃない。世界のほぼすべての人にそれぞれの意見があり、彼には彼の意見がある」としたうえで、かつての大エースを批判している。

「だが、この国の歴代最高選手が証拠もなしにそういうことを言うのは、本当に、本当にひどいことだ。彼がしたことにひどく落胆している。悪趣味なお遊びだ。一部の人を苛立たせるためにやったんだ。気に入らない」

 ネーションズリーグで4戦全敗という成績も、イブラヒモビッチの"挑発"につながっていると思われる。スウェーデン代表は、結果でレジェンドを見返せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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