【日本代表】リバプールで苦戦も南野拓実は「悲観的に捉えていない」。招集見送りの後輩・奥川雅也に対しては…

2020年11月11日 サッカーダイジェスト編集部

「次、チームに戻った時に試合にしっかり出られるようしたい」

意気込みを語った南野。攻撃の核として結果を残せるか。(C)JFA

 オーストリアで合宿を張る日本代表で、11月11日、南野拓実がリモート取材に登場した。日本代表は同13日(日本時間23時15分)にパナマ、同17日(日本時間18日5時)にメキシコと現地で強化試合を行なう予定だ。

 リバプールに所属する南野は、中島翔哉が不在だった10月のカメルーン戦、コートジボワール戦は10番を背負ってプレー。FW大迫勇也がクラブ事情により不参加となった今回の2連戦でも、攻撃の軸としての活躍が臨まれる。

 もっとも所属するリバプールでは、リーグ、チャンピオンズ・リーグで3試合連続で出場機会を得られず、代表合流前のマンチェスター・シティ戦ではベンチ外も経験した。それでも本人は前を向く。

「(ベンチ外は)サッカー選手として起こり得ることですし、別に悲観的には捉えていないです。悔しい気持ちはあるので、次、チームに戻った時に試合にしっかり出られるようにしたいです。今までもそれを乗り越えてやってきたので、今回も自分なりの、自分のペースというか、自分なりに解決していきたいです。

 挑んでいく気持ちは今までも持っていましたし、それを失っては絶対にいけないと思っています。じゃあそのためになにをするべきか、試行錯誤はよりしているかもしれないです」

 そして代表でも「確約されたポジションはないと思っていますし、常に結果を残さないと自分のポジションはない」と話し、さらなるアピールを目指す考えだ。
 ちなみに一時、追加招集となったものの、チームメイトに新型コロナウイルスの陽性者が6人出たことで、不参加が決まった奥川雅也についてもコメント。奥川は南野にとってザルツブルク時代のチームメイトである。

「彼がチャンピオンズ・リーグでゴールしたのも知っていますし、ザルツブルクで活躍している中での今回、代表だったんですが、来れなくなった理由は今の時期に難しい部分もあると思うし、サッカーの部分ではないところで参加できなない形だったので、僕は一緒にプレーするのは楽しみにしていたので、残念な気持ちです。ただ、彼はまた次の代表に向けてチームで結果を出して、ここでプレーするために絶対にくる選手だと思うので、次のチャンスの時に一緒にプレーできるように、僕自身も頑張っていきたいです」

 また奥川とはこんなやり取りもあったという。

「彼が招集されますというリリースがあったあとに、少し連絡を取って、『楽しみやな、一緒にプレーするの』みたいな話はしましたが、状況が変わるのは早くて、その日の夜だったのかな、PCR検査をチームがして、いろんな状況があったなかで、『参加できるか分からない状況になりました』と話していたので、サッカーの部分ではないところで、一緒にできなかくなったのは残念でした」

 今後の後輩との共演を楽しみにしながら南野は、代表でのさらなる活躍を誓う。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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