【日本代表】「代表がなければマルセイユへは…」長友佑都が語ったフランス挑戦の内幕 「ポスト長友」にも言及

2020年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「おっさんの意地を見せる」

オンライン会見に出席した長友。(C)JFA

 13日のパナマ戦、17日のメキシコ戦に向けたトレーニング合宿をオーストリアのグラーツで行なっている日本代表。合宿3日目となる11日には、DF長友佑都がオンライン会見に出席し、代表にかける思いなどを語った。

 10月のオランダ遠征は体調不良の影響もあり不参加となった長友。冒頭、久々の代表活動を通じて「日本代表は原動力になっていると改めて実感した」と明かしたうえで、定位置争いへの気持ちの変化を伝えた。

「まずはレギュラーになってチームに貢献したいって思いがある。ただ、ライバルにはなるけど、自分自身の経験を若い選手に伝えていきたいって思いはある。彼らが育っていくことによって競争というポジティブなエネルギーをもらえるので。厳しい環境の方が自分も成長できる」

 あくまで、「さらなる成長」へ強い意欲を見せた34歳のベテラン。続けて、「ポスト長友」というワードにも自ら触れ、若いものには負けず「おっさんの意地を見せたい」と自身のアピールポイントを改めて示した。

「やっぱり今までの大きな経験があるので、大事なときに長友がいるなって。なかなか若い選手には勢いだけではできないような、経験と実績がないと読みとか判断だったりポジショニングが難しいような、そういうプレーを見せたい」
 
 そして終盤には、トルコ1部・ガラタサライからフランスの名門へ移籍を決めた内幕についても語った。

「代表がなければマルセイユへのチャレンジはしてなかった。厳しい環境を選べたっていうのは日本代表で活躍したいから。もちろん簡単な世界ではない。トルコより明らかにレベルが上がる。世界的に見てもスピード、フィジカルの面ではセリエAより上だなと思う。そこに挑んでいけたのは僕の中心に日本代表があるから」

 会見では終始、日本代表への熱い思いを口にした長友。今回の連戦でも、厳しい環境で揉まれ培った確かな経験と技術に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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