「幸せでいられない状況だ」ユナイテッドで苦境のポグバをデシャン監督が憂慮。「私との関係は問題ないが…」

2020年11月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

クラブでの出場機会が減っている教え子について…

デシャン監督(左)の下、フランス代表では溌溂とした表情も見せているポグパだが…。(C)Getty Images

 所属クラブで苦境にある選手を心配しない代表チームの監督はいないだろう。

 フランス代表のディディエ・デシャン監督は、ポール・ポグバが所属のマンチェスター・ユナイテッドで「幸せでいられない」状況にあると話した。

 ポグバはプレミアリーグの7試合、チャンピオンズ・リーグの3試合のすべてに出場している。だが、トッテナムに1-6と大敗してからは、プレミアリーグの4試合とCLの3試合で先発出場が1回ずつにとどまった。

 そのプレミアリーグの4試合のうち、唯一スタメン出場したアーセナル戦では、終了間際に自ら「愚かなミス」と認めたPK献上で戦犯となっている。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、デシャンは『France Football』で「私はポールをよく知り、彼はチームをよく知っている。今の彼は出場時間もポジションも、幸せでいられない状況にある」と話した。
 
「彼はベストじゃない。一連のケガがあり、新型コロナウイルスも悪く影響した。彼は自分のリズムを再び見つける必要がある。先月(の代表で)は出場した試合でうまくやった。リズムを欠いているにもかかわらず、安定したプレーだった。それでも、クラブではうまくいっているとは言えない」

 デシャンは「私との関係は問題ない。だが、彼をマネジメントするためにもハードワークしている」と続けた。

「選手がクラブで幸せでなければ、もちろん、フランス代表でプレーすることに幸せを感じるだろう。彼がどんな感触かを私に伝えてくれるし、私は彼をとてもよく知っている。ポジティブな方向に進むはずだ。そして、彼自身もしっかりと頑張る責任がある」

 ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は先月、契約に含まれる延長オプションをクラブが行使し、ポグバが来夏以降も残ると話したが、選手の去就を巡る噂は後を絶たない。

 ポグバは、フランス代表での活動を経て、再びユナイテッドで輝くことができるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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