「もうPKは…」イブラヒモビッチはゴール記録達成も得点王に興味なし!

2020年11月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

PK失敗3回は欧州5大リーグで最多。

ヴェローナ戦でPKを失敗するも、ヘディングで同点弾を挙げたイブラヒモビッチ。(C)Getty Images

 現地時間11月8日、ミランはセリエA7節でヴェローナと対戦して2-2のドロー。単独首位の座を守った。
 
 19分までに2失点する苦しい展開の中、ミランは27分にオウンゴールで1点を返すと、66分にはズラタン・イブラヒモビッチがPKを失敗。それでもそのイブラヒモビッチが93分に豪快なヘディングシュートを決め、なんと勝点1を持ち帰った。
 
 イブラヒモビッチは39歳ながらここまで、新型コロナウイルス感染で2試合を欠場したが5試合出場で8ゴール。セリエA得点ランクの単独トップに立っている。さらにセリエAでは昨シーズンから7試合連続得点とし、これは勝点3ポイント制になった1994-95シーズン以降だとミラン史上新記録だ。
 
 その一方で、今シーズンはPK失敗が続いている。4節のインテル戦(こぼれ球を自ら押し込んでゴール)、ヨーロッパリーグ2節のスパルタ・プラハ戦、そして今回のヴェローナ戦と、すでに3回目だ。『OPTA』によれば、今シーズンの欧州5大リーグで最もPKを失敗している選手だという。
 
 試合後、『スカイ・スポーツ』に本人はこう語っている。
 
「俺は毎試合で勝ちたいんだ。チャンスはあったし、引け分けたことに怒っている。もちろんペナルティーキックの失敗も。次はケシエに蹴らせようと思う。得点王には興味がない。俺は仲間とチームを助けるために、全力でプレーしているだけなんだ。俺とクリスチアーノ・ロナウドのどっちが強いか? それぞれの意見があるだろうね」
 
 PKは今後、昨シーズン途中までキッカーを担っていたフランク・ケシエに譲るようだが、これからもイブラヒモビッチがミラン最大のキーマンであることは間違いないだろう。

【動画】イブラがPK失敗もヘディング弾! ミラン対ヴェローナのハイライト
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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