【選手権予選】全47都道府県の最新情報を総まとめ! 王者・静学が敗退、千葉2強が頂上決戦へ、東京A・大阪・福岡など27の決勝カードが確定

2020年11月08日 高校サッカーダイジェスト編集部

流経大柏は0-0からのPK戦勝利でからくも

三重決勝で鎬を削った海星(青)と四日市工(赤)。3-0で前者に軍配が上がった。写真:河北利明

 11月7日、第99回全国高校サッカー選手権大会・地区予選が各地で行なわれ、新たに福島、宮城、新潟、富山、石川、長野、三重、島根、香川、佐賀、三重の10県で出場校が確定した。同じく多くの準決勝も開催され、これで27の都府県で予選決勝のカードが決まっている。

 大きな注目を集めたのが静岡予選だ。昨年度大会の全国覇者である静岡学園が藤枝明誠との準決勝に臨み、0-3で敗退。群雄割拠の戦国トーナメントを勝ち抜けられず、連覇の夢が途絶えた。決勝では藤枝明誠と東海大翔洋が対峙し、雌雄を決する。

 実力伯仲の好勝負が続いた東京A準決勝は関東一が2点差をひっくり返す大逆転で國學院久我山を3-2で下し、駒澤大高をPK戦の末に撃破した日大豊山とファイナルで激突。大阪でも大接戦が繰り広げられ、履正社が阪南大高を3-2で、金光大阪が大阪桐蔭を1-0でそれぞれ破り、頂上決戦に駒を進めた。

 千葉予選は流経大柏と市立船橋の"2強"がからくもベスト4を突破。前者は0-0からのPK戦で中央学院をなんとか振り切り、後者は習志野との激闘を2-0でモノにして凱歌を上げた。鹿児島決勝は鹿児島城西と神村学園が、山口決勝は高川学園と西京のライバル対決が今年も実現。全国ではそのほか、矢板中央(栃木)、東福岡(福岡)、京都橘(京都)といった名門が決勝進出を果たしている。
 11月7日時点で本大会出場を決めたのは16校。一方で、佐野日大(栃木)、前橋育英、桐生一(ともに群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、國學院久我山、駒澤大高(ともに東京)、静岡学園(静岡)、興国、阪南大高(ともに大阪)、野洲(滋賀)、立正大淞南(島根)、日章学園(宮崎)といった強豪・有力校が地区予選で涙を呑んだ。

 本日11月8日は青森、岩手、群馬、福井、兵庫、山口、高知、長崎、宮崎、鹿児島の10県で予選決勝が開催。加えて神奈川準決勝で桐光学園vs日大藤沢、広島準決勝では広島皆実vs広島観音の好カードが組まれている。地区予選は来週11月15日にピークを迎え、16日にはオンラインでの組み合わせ抽選会を開催。21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て全代表校が出揃う。

 今年度の本大会は、例年駒沢会場で行なわれていた開会式と開幕戦は実施せず、大みそかに1回戦が一斉スタート。全国48の代表校が首都圏8会場に散らばって戦うレギュレーションは変更なしで、決勝は1月11日に埼玉スタジアムで行なわれる。注目の第16代応援マネージャーには、女優でフィギュアスケーターの本田望結さんが選出された。

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