「一筋の光だった」ザルツブルク奥川雅也の今季&CL初ゴールが絶対王者バイエルンに火をつけた?「スイッチが入った」

2020年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

奥川は途中出場で、貴重な同点弾を決めたが…

ゴールを決めて祝福される奥川。だが、その後はバイエルンの実力を思い知らされる展開となってしまった。(C)GEPA pictures/ Harald Steiner

 現地時間11月3日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第3節で、グループAのオーストリア王者のレッドブル・ザルツブルクは、ドイツの絶対王者バイエルンをホームに迎えた。

 試合は前半、一進一退の攻防が続いていた。先制弾は4分にザルツブルクのメルギム・ベリシャがゲットしたが、21分にロベルト・レバンドフスキにPK、44分にラスマス・クリステンセンにネットを揺らされ、前半を1-2で折り返した。

 奥川が投入されたのは1点ビハインドで迎えた60分だ。ズラトコ・ユヌゾビッチに代わってピッチに登場すると、わずか1分後にゴール。アンドレ・ラマーリョからのスルーパスに反応して前線に飛び出すと、左足でワントラップし、マヌエル・ノイアーの足元をすり抜けるシュートを流し込んだ。
 
 しかし、同点弾に沸いたのもつかの間、79分から後半アディショナルタイムまでの間で4点を奪われ、最終的なスコアは2-6で敗れている。

  奥川にとっては今シーズン初、そしてCLでの初ゴールは苦い記憶となってしまったが、米スポーツ衛星チャンネル『ESPN』は「バイエルンの牙城を破ったのはオクガワだった。一筋の光りだった」と称え、UEFAの公式レポートでも「ベンチ入りしていた奥川雅也が、冷静にゴールを決め、スコアを2-2にしたことで、ザルツブルクは試合の主導権を握ったかに見えた」と指摘している。

 また、現地局『Laola1.at』は「ラマーリョがレバンドフスキからボールを奪い、交代したマサヤ・オクガワに素早いパスを出した。オクガワは緊張感を保ちつつもゴールネットを揺らして同点にした! しかし、それだけでは終わらなかった。バイエルンにスイッチが入ってしまったのは…」と嘆き節だ。

 ザルツブルクはここまで1分2敗で最下位に沈んでいる。11月25日の第4節では、今度はアウェーでバイエルンと対戦する。奥川の奮起に、再び期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】奥川が守護神ノイアーの牙城を破る同点弾! ザルツブルク対バイエルンの全8ゴール集はこちら

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