「内部情報を漏らすのはやり過ぎだ」バルサ前指揮官の“メッシに苦労”発言にマドリーのレジェンドが苦言!

2020年11月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「会社を出てから言うべきではない」

キケ・セティエン監督(左)がメッシについて語った内容が物議を醸している。 (C) Getty Images

 1シーズンも経たずしてバルセロナのベンチを去ったキケ・セティエンは、チームにリオネル・メッシがいることの難しさを吐露した。

 昨シーズン途中に就任したセティエンは、ラ・リーガの首位にいたチームにタイトルをもたらせず、シーズン後に解任された。先日、元スペイン代表監督のビセンテ・デルボスケとのインタビューで、セティエンはメッシが「マネジメントするのが簡単じゃない選手」のひとりだと明かしている。

 これを受け、ジャーナリストのアドリア・アルベッツ氏は、6月のセルタ戦でメッシが「監督よりも、はるかに優れた実績を残した、すべてを勝ち取った選手を尊重してほしい」と苦言を呈し、セティエンが「気に入らなければ、そこにドアがある」と叱責したと報じている。

 絶対エースと元監督の間に生じた亀裂が騒がれる中、宿敵レアル・マドリーのレジェンドであるホルヘ・バルダーノは、チーム内のことを漏らしたセティエンに批判的な見解を示した。

 スペイン紙『Marca』によると、バルダーノはラジオ局『Onda Cero』の番組で「話すときはすべてを明確に話すか、そうでなければ非常に厄介な疑念を残すことになる」と述べた。

「わたしは、監督は企業の上位職と考える。会社にいなかったときに言わなかったことは、会社を出てからも言うべきではない。それがわたしの意見だ」

【動画】メッシがイライラ爆発!主審にボールを蹴りつける衝撃シーン
 さらに、元アルゼンチン代表戦士は、「ロッカールームは非常に特殊な場所だ。内部でのことは漏らすべきでなく、出すならすべてを明確にすべき。メッシがあまりよく見えない内部の話となっており、疑問が残る」と苦言を続けている。

「いくつか決断できなかったこと、クラブの文化を超えることを恐れたとも話しており、興味深い自己批判もある。だが、あのインタビューは少し行き過ぎたと思う」

 いつかは、メッシもユニフォームを脱ぐ。その後、彼がその栄光のキャリアにおける舞台裏を明かすことはあるのか。もしもあるなら、そこにセティエンの章はあるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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