【川崎】引退発表後の初ゲーム。等々力は“中村憲剛色”に

2020年11月03日 本田健介(サッカーダイジェスト)

札幌戦ではベンチ入り

スタジアムの様子。横断幕が掲げられた。写真:徳原隆元

 11月3日、J1・26節の川崎と札幌の一戦が等々力陸上競技場で行なわれた。

 この2日前には、中村憲剛が今季限りでの現役引退を発表。8月末に左膝の怪我から約10月ぶりに戦列復帰し、10月31日には40歳の誕生日にFC東京を下す決勝弾を挙げていただけに、多くの人を驚かす決断後、初のゲームとなった。

 それだけにスタジアムに向かう道には無数の「中村憲剛ののぼり」が掲げられ、スタジアムのメイン入場口付近には「14 One Four KENGO」のメッセージと横断幕が張られ、スタジアムは"中村憲剛色"に彩られた。
 25節のFC東京戦に77分までプレーし、決勝ゴールを挙げた中村は、札幌戦ではベンチ入り。14時キックオフのゲームで出場があるのか注目される。

 鬼木達監督は前日には「ケンゴのためにという想いになったら、ケンゴの負担にもなります。だから一緒にタイトルを取っていこうと。今年の目標である複数タイトルをフロンターレの歴史に刻んでいきたいです」と、リーグそして天皇杯制覇への意気込みを語った。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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