「クボがレギュラーになればCLを狙える」久保建英の成長に専門サイトが太鼓判!「驚くべき」と紹介したスタッツとは?

2020年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

カディス戦では苦しんだが…

カラバフ戦では75分までプレーした久保。中3日で迎えるバジャドリー戦でも先発が有力視されている。(C) Rafa HUERTA

 ここにきて公式戦3試合連続でスタメン入りを果たしているのが、ビジャレアルの久保建英だ。慎重なウナイ・エメリ監督の意向で、開幕直後はゲーム終盤からの出場に限られていたが、移籍後初スタメンで1ゴール・2アシストをマークしたヨーリッパリーグ(EL)のシワススポル戦から、続けて先発メンバーに名を連ねている。

 そんななか、ビジャレアルの専門サイト『Villarreal USA』は、ラ・リーガ第8節のカディス戦と、ELのグループステージ第2節のカラバフ戦の久保のプレーを分析。「驚くべきクボのパフォーマンス」と題して、スタッツを交えながら紹介している。

 まず、敵の堅守に苦しみ、スコアレスドローに終わったカディス戦については、「チーム全体が苦しんだ」としたうえで、「クボは中央の位置にいたが、影響力は最小限だった」と指摘。タッチ数は40回のみで、34回のパスのうち20回しか成功せず(58.8%)、ドリブル成功数は1回だけ。決定機や(シュートに繋がる)キーパスはゼロだった、とした。

【動画】2G1A以外にも圧巻プレー連発!UEFAが公開した久保建英のELデビュー戦プレー集
 ただ、3-1で逆転勝ちを収めた4日後のカラバフ戦の出来は、「間違いなく以前より良くなっている」と評価している。

「最初の15分間で4回ボールを失った」と前半は精彩を欠いたものの、「後半は負けていなかった」と分析。「ほぼ後半だけでなんと8度もシュートチャンスを創出した」と綴った。

「彼は4つのキーパス、ペナルティーエリアへの3つのパス、ファイナルサードでの3つのパス、3つのクロスを送り込んだ」

 そして最後に、「クボは明確なスターターではない。出場機会を得てはいるが、スタメンの座は確保していない」としたうえで、こう締めくくっている。

「(カラバフ戦の)後半は、クボがちょっとした不振から抜け出し、次のゲームの先発を争う準備ができていることをエメリ監督に証明するために必要だった。シワススポル戦では、好きな場所で自由にプレーできた。今回は違ったが、それでも好成績を収めた。クボがレギュラーの座を掴めば、ビジャレアルがチャンピオンズ・リーグ出場権(4位以内)を獲得する可能性はさらに高くなるだろう」

 ますます関心が高まっている日本の至宝は、定位置を掴むことができるのか。まずは、今夜(日本時間明日早朝)のバジャドリー戦のプレーに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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